ホロライブのVTuber・獅白ぼたんの「ししろんゴーグル」を電子工作を駆使して作ってみた!
今回紹介するのは、ニコニコ動画に投稿された『【電子工作】ししろんのゴーグルを作る!【獅白ぼたん / ホロライブ】』というあんぺろぼるたさんの動画です。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
ついに完成!今回はししろんのゴーグルを電子工作で再現してみました!あのゴーグル、表情が出るのがすごくいいですよね~
フレームが変形したりPCB用のパーツを壊したりといろいろミスったけど、最終的に完成してよかった…
ホロライブに所属するVtuber・獅白ぼたんさんが装着していた「ゴーグル」を投稿者のあんぺろぼるたさんが電子工作を駆使して自作します。
このゴーグルは、レンズ部分がドット調で光るのが特徴で、今回はそのゴーグルを再現したものを作成します。
このゴーグルは様々な表情を表示できるため、この光をLEDアレイで再現する形になりました。
まずはどんな表情があるか動画を確認します。それをベースに再現していきます。
それらを再現するのに必要なLEDの数を見積もると片目で129個だそうです。
しかし、今回使用するチップLEDで129個を配置するのは大変であること、そして使用する「Raspberry Pi Pico」の出力ポートの関係上そのまま配置するのは断念することになりました。
そのため、いい感じに表現を再現しつつ行列を少なく方向へ。結果、片目52個まで減らすことに成功。
また、電源を共通化することで配線問題を解決しました。
あんぺろぼるたさんは以前、角巻わための「おもしろパリピサングラス」を作成しているのですが、そこではユニバーサル基盤を使っていました。しかし、作成が大変になってしまうとのことで今回はプリント基板で設計する形になりました。
プリント基板の形状はゴーグルの曲率にあわせて短冊状に局面に1列ずつ沿わせる形で配置します。
ちなみに曲面に沿わせるなら曲げることができる基板もあるそうですが、お値段的に見送ることになったそうです。
プリント基板を設計、発注して出来上がったのがコチラ。
ここからはゴーグル部分の設計に移ります。
プリント基板を搭載する四角い部分を作り、それを曲率になるように傾けて配置します。
外側部分も設計して3Dプリンターで出力します。
出力したのがコチラ。次にフレーム部分をヤスリがけします。
今回のフレームは黒いのでヤスリがけをすると白っぽくなります。これを綺麗にするために、満遍なく加熱できるヒーティングガンを使います。
表面が少し溶けて滑らかになりました。しかし……。
熱でフレームが変形してしまってパーツを組み合わせることが出来なくなるアクシデントが。
別の方法を試した結果、UVレジンを薄っすら塗ってふき取ってからUV照射して硬化させることに。
いい感じになりましたが、ちょっとベタつくのが難点とのこと。
気を取り直して回路部分に取り掛かります。
チップLEDと保護抵抗、配線をはんだ付けして両目のLEDアレイ部分を作ります。切り込みを入れた端部分を折って短冊部分を独立させます。
それらをLED用のパーツにはめ込んだら、曲率を持ったLEDアレイの完成です。
ゴーグルは耳部分も光っているのでLEDを1チップだけ配置します。
続いてレンズ部分を作るのですが問題が発覚。実際のゴーグルでは光っている点は四角になっています。
ですが、今回使う黒い半透明のプラスチック板で確認すると透明度が高いため、点で光ってるように見えてしまいます。
これを解決するために同じサイズに切った透明なプラスチック板を用意して片面だけヤスリがけして曇らせます。
それをレンズの内側に配置。すると光がぼやけて四角く光っているように見せることができました。
ここまで作った各パーツを組み合わせてLEDを制御するプログラムを作成したらゴーグルの完成です。
完成したのがコチラ。本家と同じように楽しめる素晴らしい出来栄えとなりました。その完成度の高さに動画内でも「おみごと」「ええやん」「すごい作りこみ…」と言ったコメントが寄せられていました。
そんなししろんゴーグルの詳しい制作過程やカッコイイLEDの輝きをもっと見たいという方は、ぜひ動画をご視聴ください!
▼動画はこちらから視聴できます▼
『【電子工作】ししろんのゴーグルを作る!【獅白ぼたん / ホロライブ】』
https://www.nicovideo.jp/watch/sm42894554
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