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レモン1個で火を起こしてみた! レモン電池の非力な電力をコンデンサに溜めるアイデアでスマートに着火

 今回紹介するのは、ニコニコ動画に投稿された『レモン電池で火は起こせるか?』というシャポコさんの動画です。


 1個のレモンで火を起こすには、どうしたらいいのでしょうか。投稿者のシャポコさんが、とてもスマートな方法で実現しています。

 レモンに銅と亜鉛を刺して電池とし、スチールウールを発火させる方法が数年前に災害時ライフハックとして話題になりました。しかし実際にやってみると再現できません。単純に電力が足りないからです。

 レモン電池から得られるエネルギーは、非力ではありますがある程度長時間電力を供給できます。一方、発火させるには短時間に大量の電力が必要です。

 そのため、電気エネルギーを何かに蓄えて一気に放出すれば、火を起こせるのではと考えました。コンデンサを使えば実現できそうです。

 材料は、レモン1個、銅板、マグネシウム板、キムワイプ、線材、そして「電気二重層コンデンサ」という大容量のものを使用します。また着火をより確実にするため、プラズマアークライターを使用します。

 まず、レモンをしぼります。ガラスの上に銅板、キムワイプを置き、レモン汁を吸わせます。ここにマグネシウム板を置き、ガラスで挟みます。これを繰り返し線材で直列につなぎます。

 電極を接続してテスターで確認してみると、8層重ねた状態で無負荷時10.5Vが出ていました。

 レモン電池とコンデンサを接続し充電します。およそ30分後には、4.6Vになりました。

 電池からはずし、コンデンサとプラズマアークライターを接続します。着火をしてみると、見事、爪楊枝に火がつきました。

 一般のご家庭にはなさそうな道具が必要なので、災害時に使えるライフハックとはならないと思いますが、とてもおもしろい実験です。電池や電気の仕組みを理解するのに役立ちそうです。

視聴者コメント

!!!
すげぇ
ついた!
おお
はえぇ~すごい

文/高橋ホイコ


▼動画はこちらから視聴できます▼

『レモン電池で火は起こせるか?』
https://www.nicovideo.jp/watch/sm42647947

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