「審判が自分にレッドカードを出して退場」「登録メンバー18人全員にレッドカード」──サッカー界の“おもしろ珍退場劇”を紹介!
今回紹介する、ゆっくりサッカーチャンネルさん投稿の『【ゆっくり解説】試合開始2秒で退場!サッカー界退場列伝【サッカー】』という動画では、音声読み上げソフトを使用し、サッカーのおもしろ退場について解説を行っていきます。
サッカー界のおもしろ珍退場集
魔理沙:
今回はサッカー史に残る退場劇を語っていく。実はサッカー界にはふざけた理由で退場になった選手、珍記録を出したチームが山ほどあるんだ。まずはサッカーにおける退場の仕組みについて簡単に説明していく。
まず、サッカーの審判は試合中、悪質なプレーをした選手にイエローカード、またはレッドカードを提示することができるんだ。イエローカードは警告を意味し、このイエローカードが2枚たまるとその試合は退場になるんだ。
また極めて悪質なプレーがあった場合、レッドカードが出ることがある。これは一発でアウト。レッドカードが出た瞬間、退場処分となるんだ。ちなみに、レッドカードが出る基準はあいまいな部分もあり、正直、審判の判断に委ねられることが多い。普通にプレイしている分にはまあ問題ないんだ。
霊夢:
例えばどんな退場劇があるの?
魔理沙:
まずはサッカー界で最も有名な退場劇を紹介していく。それはジダン頭突き事件だ。フランス出身の元プロサッカー選手ジネディーヌ・ジダンだ。彼は世界最高のフットボーラーとして名高い。
そんな彼は2006年、ワールドカップでフランス代表を率い見事決勝へコマを進める。その時のフランス代表は、もはやジダンのチームと言っても過言ではない。いや、2006年ワールドカップはジダンの大会といってもいいほどの活躍ぶりだった。
そんな偉大な選手が、決勝のイタリア戦でイタリア代表のマルコ・マテラッツィに頭突きを食らわせたんだ。
霊夢:
なんでそんなことするのよ。
魔理沙:
マテラッツィがジダンのお姉さんを侮辱したというのが理由らしいが、詳細は不明だ。そもそもジダンは人格者として知られ、そんなことをする選手ではない。しかもワールドカップ決勝という大一番の舞台で暴力を振るったんだ。このことは衝撃のニュースとして全世界を駆け巡った。
当然、頭突きを食らわせたジダンは一発退場。フランスはPK戦の末イタリアに敗北した。これが世界一有名であろうサッカー界の退場劇だ。
霊夢:
ジダンはそのあとどうなったのよ?
魔理沙:
もともと彼はワールドカップ後に引退を表明していたんだ。だから試合が終わったあと、彼はそのまま引退した。
霊夢:
偉大な選手の最後のプレーが頭突きかよ。
魔理沙:
そうなんだ。本当に残念でならないんだ。
霊夢:
ほかにはどんな退場劇があるの?
魔理沙:
そうだな。まずは退場劇の世界記録から紹介していこうと思う。まずは世界最速で退場になった男、リー・トッドだ。彼は試合開始2秒で退場処分を受けた。
霊夢:
え?どうすればそんな早く退場できるのよ。
魔理沙:
2000年10月、セルティック対トートン戦、リー・トッドは試合開始直後、Fからはじまる放送禁止用語を思いっきり叫んだんだ。
霊夢:
何やってんのよ。
魔理沙:
おそらく気合を入れるために言ったんだと思うが、これが審判の逆鱗に触れ、一発レッド、退場となった。わずか2秒の出来事だった。
霊夢:
アホすぎるわ。
魔理沙:
次に紹介するのは、レッドカードのでた枚数がもっとも多かった試合についてだ。アルゼンチン5部のクライポーレ対ビクトリアーノ・アリナスの試合。試合が終わった後、小競り合いから乱闘騒ぎになった。審判は両チームの控えを含む登録メンバー18人全員にレッドカードを出した。
霊夢:
驚異の36枚!
魔理沙:
実はアリナスの用務係にもレッドカードが出されていたので、計37枚出されたことになる。
霊夢:
なんで用務係にまで出るのよ?
魔理沙:
私もこのニュースで用務係にも出ることがあるんだって初めて知ったんだ。さてお次は、世界一レッドカードをもらった男の話だ。彼の名はヘラルド・ベドヤ、元コロンビア代表で現在は引退している。彼が現役時代にもらったレッドカードの数は、なんと46枚にのぼる。
刑務所に収監されていたサッカー界最強の悪童ジョーイ・バートンですら、キャリアを通じて9回しか退場処分を受けていない。
霊夢:
ムショにいた奴の5倍かよ。
魔理沙:
普通にプレイしていれば基本的にレッドカードとは無縁のはずなんだ。46枚は異常な数字と言っていい。彼はとあるシーズン、1年間で16枚のイエローカード、2枚のレッドカードをもらった。
さらに代表戦でも1枚カードをもらい、1年のうちで19枚のカードを貰うという記録を樹立した。もう常習犯なので、ある試合では選手に触れただけで退場処分を受けたという。
彼は現役を引退した後、指導者の道へ進む。そしてコーチングスタッフとしてのデビュー戦。彼は主審と副審とやり合い、退場処分を受けた。まぁここらへんが、必ず押さえておきたい退場劇についてだ。
続いては、実際に起きた退場劇にまつわる珍事件を見ていこうと思う。まずは名前を名乗ってレッドカード事件。それはイングランド6部リーグで起こった。ある試合で、サンチェス・ワット選手が遅延行為を行い、審判からイエローカードを出される。
その際、審判は記録をつけるためにワットに名前を聞いたんだ。ワットは「ワット」と何度も自分の名前を言った。しかし審判はWhat?(何だ?)の方と勘違い、その口答えに審判はブチギレ、レッドカードを提示した。
霊夢:
なによ、そのイギリスジョーク。
魔理沙:
まあジョークじゃなく、本当にあった話なんだがな。続いては審判におならの臭いを嗅がせて退場事件。スウェーデン7部での出来事。ユングクビスト選手は、審判からイエローカードを提示された際、自分のおならを手でつかみそれを審判に投げつけたんだ。この行為が2枚目のイエローカードとなり、退場処分となった。
次は変態男を捕まえてレッドカード事件。イングランド6部の出来事だ。試合中、男性用ビキニを着た変態男がピッチ内に乱入したんだ。それを見ていたビッカースという選手が、その変態にタックルをかまし、引きずり倒した。しかし、その行為を見ていた審判はビッカースにレッドカードを提示。彼は退場処分となった。
霊夢:
なんでよ! 普通は変態男にレッドカードでしょ!
魔理沙:
まあ、ファンへの暴力とみなされたんだろうな。
霊夢:
変態男がファン? 理不尽極まりない。
魔理沙:
だが、警備員には感謝されたみたいだ。次で最後だ。自分自身にレッドカード事件。
霊夢:
どういうことよ。
魔理沙:
2005年、イングランドのノーサンプトン州リーグでの試合。主審のアンディー・ウェインは、後半開始直後に選手から抗議を受けた。そのことにウェインはガチギレ。笛を投げつけ、選手に暴言を吐き、そして自分自身にレッドカードを提示し、退場した。
審判がいなくなったので、結局その試合は没収試合になったらしい。彼はプライベートで問題を抱えていて、いろいろ大変だったみたいだ。
霊夢:
だからって退場することないでしょ。
魔理沙:
まあ、審判も人間だからな。とにかく今日は以上だ。
これからアウトドアシーズンになりますが、山などの自然が多い場所では肌の露出を少なくするなど、しっかりと気をつけたいですね。解説をノーカットでご覧になりたい方はぜひ動画をご視聴ください。
『【ゆっくり解説】試合開始2秒で退場!サッカー界退場列伝【サッカー】』
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