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シンガーソングライター・伊東歌詞太郎がベストアルバム『三千世界』&書籍『一唱懸命』に込めた想いを語る

 2022年2月16日、シンガーソングライターの伊東歌詞太郎が自身初となるベストアルバム『三千世界』と書籍『伊東歌詞太郎 ミュージック・クロニクル 一唱懸命』(以下、『一唱懸命』)をリリース。同日、両作品の発売を記念したスペシャル生放送が行われた。

 この生放送では、伊東歌詞太郎がベストアルバムや書籍について語り、後半ではゲストとしてボカロPのbuzzGを迎え、両者のエピソードなども明かされた。

左が歌詞太郎、右が司会の百花繚乱。
(画像はニコニコ生放送『伊東歌詞太郎 書籍「一唱懸命」発刊&ベスト『三千世界』発売記念Special生放送』より)

 本記事では、生放送のなかで語られた『三千世界』や『一唱懸命』について歌詞太郎が語ったことや、ゲストトークでのエピソードを抜粋して紹介する。

 なお、生放送はアーカイブ無期限で視聴可能となっているため、気になる人はタイムシフト視聴するのもいいだろう(PCから視聴する場合はアカウント登録不要。スマートフォンから視聴する場合、ニコニコ生放送アプリのインストールが必要)。

■視聴URL
https://live.nicovideo.jp/watch/lv335643236


■ベストアルバムを作った理由

 まず放送で取り上げられたのは、ベストアルバム『三千世界』。
 司会の百花繚乱から、なぜいまベストアルバムを出すのかと聞かれた歌詞太郎は、大きな理由として、これまで多くのレーベルから楽曲をリリースしてきたことを挙げた。

(画像はニコニコ生放送『伊東歌詞太郎 書籍「一唱懸命」発刊&ベスト『三千世界』発売記念Special生放送』より)

 楽曲によっては販売が停止していたり、楽曲を聴けたサイト自体が終了したりと、ライブの定番曲も含め、いつの間にかライブでしか聞けない曲が増えていたという。

 それらの楽曲を改めて収録することで、サブスクリプションサービスを含め、ファンが聞きやすい形にしたかった、というのがベストアルバム制作の理由だったようだ。

 また、タイトルの『三千世界』については、ファーストアルバム『一意専心』、セカンドアルバム『二律背反』からの流れで名前自体は先に決めていたとのこと。

 三千世界という言葉は仏教において“あらゆる世界”を指すものであり、これがベストアルバムのタイトルとなったのは素敵な偶然だった、と伊東歌詞太郎は語っている。

 なお、初回限定盤には伊東歌詞太郎初となるライブ映像も収録されている。ふだんのライブではお面を付けていないため、ここまで映像化はされていなかったが、コロナ禍でライブが届けにくい状況だからこそ、映像化を決意したという。

 今回は通常盤、初回限定盤、豪華BOX仕様盤のいずれにも遊び心が仕込まれているとのことで、仕掛けを探す楽しみも用意されている。購入した人はこちらも要チェックだ。なお、ネタバレに関しては発売後2週間ほど我慢してほしいとのこと。

■50万字を詰めに詰めて16万字になった『一唱懸命』

 『三千世界』と同日リリースとなった『一唱懸命』は、ここまでの音楽的な歩みについてのロング・インタビューや、歌詞太郎が厳選した自身の楽曲100曲について解説を行ったパートもあり、ベストアルバムの取扱説明書のようなものとしても楽しめる一冊になっているという。

(画像はニコニコ生放送『伊東歌詞太郎 書籍「一唱懸命」発刊&ベスト『三千世界』発売記念Special生放送』より)

 トータルで16万字と、歌詞太郎も“鈍器”と表現するほどの分厚さになっている本書だが、最初にインタビューを文字に起こした段階ではなんと50万字以上ものボリュームになっていたというから驚きだ。

 まだまだ語りたい楽曲や入り切らなかったエピソードもあるが、16万字というボリュームながら読みやすくまとまっているとのことなので、ファン必読の一冊となるだろう。

 『一唱懸命』には40mPとの対談も収録されており、歌詞太郎が40mPとの初対面の場で土下座をした有名な“歌詞太郎土下座事件”なども語られた、ユニークな内容になっていることが伺える。

■buzzGとのゲストトーク

 buzzGを迎えたパートでは、ふたりの距離の近さを感じられるエピソードトークが展開。歌詞太郎はbuzzGとの出会いも謝罪から始まった、と振り返った。

左がbuzzG。
(画像はニコニコ生放送『伊東歌詞太郎 書籍「一唱懸命」発刊&ベスト『三千世界』発売記念Special生放送』より)

 とある人物が冗談で、buzzGが歌詞太郎のことを怒っていると伝え、それを信じた歌詞太郎は思い当たる節もないが、ひとまず最初に謝罪したという。しかし初対面で謝られたbuzzGは「……何?」と逆に驚かれたようだ。

 ときには深夜に泥酔したbuzzGから呼び出され、合流した後にとんでもないことをしたこともあった、と歌詞太郎は楽し気に話す。このエピソードは割愛するが、放送では爆笑ととも語られているので、気になる人はぜひ確認してほしい。

 歌詞太郎はbuzzGの楽曲に星や天体といったモチーフがよく登場することを挙げ、自身とフィーリングが近いのではないか、との考えを明かす。互いに子どものころから人工衛星まで見えるような星空を見て育ったというエピソードも語られ、両者の感性の近さが伺えた。

 ふだんは真面目なのにお酒を飲むと本当に面白い人、と歌詞太郎が語っていると、百花繚乱が逆に歌詞太郎が酔ったときの様子を質問。歌詞太郎は翌日に歌う予定があるときはアルコールを飲まないそうで、buzzGによればお酒を飲む姿はあまり見ないとのことだったが、本人曰く酒には弱く、日本酒を飲むと顔が真っ赤になってしまうという。

 様々なエピソードが出た後に『三千世界』の第一印象を尋ねられたbuzzGは、自分の曲が多く収録されており、楽曲を大事にしてくれているのが嬉しい、と素直な喜びを表した。

 放送開始から楽しそうにしていた歌詞太郎だが、buzzGとのトークではひと際笑顔が多く、ふたりの関係性がうかがい知れる一幕だった。

■期間限定ウェブショップ&都内書店で『一唱懸命』のサイン本が販売

 番組の最後には『一唱懸命』の販売情報がアナウンスされた。『一唱懸命』は期間限定ウェブショップにて特典ポストカード付き、直筆サイン入りで販売される。販売期間は2月28日までとなっているが、サイン本は売り切れ目前、特典についても数には限りがあるとのことなので、ゲットしたい人は急いで注文するといいだろう。

 また、3月上旬からは都内某書店にて“伊東歌詞太郎選書フェア”が開催される。こちらは歌詞太郎が選んだ書籍を販売するもので、それぞれに歌詞太郎が自筆記載したレコメンド四字熟語のポップが掲示されるそうだ。

 フェア会場で『一唱懸命』を購入すると、期間限定ウェブショップとは別の特典ポストカードが付いたサイン本が手に入るとのことだが、こちらも数量限定なので要チェックだ。

【期間限定WEB SHOP】
https://issyoukenmei.official.ec/items/59094288

■伊東歌詞太郎 関連サイト

■オフィシャルHP
https://www.kashitaro.com/

■Twitter
https://twitter.com/kashitaro_ito

■YouTube
https://www.youtube.com/user/kashitaro25official

■ニコニコ
https://www.nicovideo.jp/user/25761100

 

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