日本唯一の浮いている鉄道「リニモ」に乗ってきた! アトラクションのような前面展望や分岐器の動きに「いい眺め」の声
今回紹介したいのは、日本の交通を研究する会さんが投稿した『【リニモ】音もなく忍び寄る名古屋の幽霊電車日本唯一の浮いてる鉄道【VOICEROID鉄道】』という動画です。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
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愛知県長久手市に来た、日本の交通を研究する会さん。
音もなく近付いてきたのが、今回取り上げる愛知高速交通のリニモです。
編集で音を消したわけでもないのに走行音が聞こえず、怪奇現象に遭遇したようと例える投稿者さん。
次は音量を上げてよく聞いてみます。
しかし聞こえてくるのは道路を走る車の音ばかりでした。リニモは磁気浮上式鉄道(マグレブ)と呼ばれるリニアモーターカーの1種で、わずかに浮いて走っています。そのため騒音の最たる原因の摩擦が発生せず静かな走行となるのです。
JR東海の新幹線で想定されているリニアモーターカーは超電導リニアで、超伝導電磁石を用いて10cmほど浮くことができます。この場合ある程度速度がないと浮き上がりません。
リニモはHSSTという常電動電磁石を使って浮き上がる方式で、磁石が引き合う現象を使うため停車中でも浮いているという違いがあります。
ただしリニモの浮上はせいぜい1cmほどです。そのため災害の不安があるということで、最高速は時速100キロに抑えられています。それでも無人運転の列車としては圧倒的な速度ですね。
そして分岐器はモノレールと同じく、レールが丸ごと動いてつながる形式です。転車台のように回転するレールには、「かっけえ」「ここすき」などの声が寄せられました。
次は車内から。浮いている車両は人が乗ったところで全く揺れません。
ただし開業したばかりの頃、前面展望見たさに人が殺到して浮上できなかったことがあるとか。原則無人運転で窓ガラスの大きいリニモ。乗るならばこの景色を楽しみたくなりそうです。
起点の藤が丘駅から次のはなみずき通駅は地下トンネルとなっています。明るいトンネルの急カーブを進むのはアトラクションのようで、楽しい時間です。
かなりの勾配も磁力で進むリニモは平然と登っていきます。
リニモの正式名称は愛知高速交通東部丘陵線。愛・地球博のためにはじまったこの鉄道の歴史を聞きながら景色が流れてゆきます。
跡地に作られたモリコロパークの観覧車も見えました。
静音性の高いリニモでは線路脇の遮音シールドがなく、窓も大きいため眺めがとてもいいです。
帰りに最も駅間の距離が長い芸大通と公園西区間で速度を測ったところ、時速95キロをマークしていました。リニモは加速力も高く、1秒で時速4キロと新幹線の2.6キロや通勤電車の3キロよりも高い数値を出しています。このため駅間が短くとも最高速に届くことができ、このようなスピードを出せるそうです。
リニモの静音性、かっこいい分岐器の動きなど、ぜひ動画で体感してください。ちょっと辛口な解説付きの前面展望も、アトラクションのようで楽しいです。
視聴者のコメント
・まじかよ静か過ぎる
・乗ったとき意外と早くてビビった
・かっこいい
・にしても、いい眺めやな
・すげーな!今度見に行こう
・乗ってみたい
・俺は磁石なしでも周囲から浮いてるぞ
▼動画はこちらから視聴できます▼
『【リニモ】音もなく忍び寄る名古屋の幽霊電車日本唯一の浮いてる鉄道【VOICEROID鉄道】』
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