AIが描いた絵本、人類には早すぎる作品に…。物語、絵、BGM、読み上げのすべてを人工知能で生成
今回紹介するのは、あんどうさん投稿の『人工知能に絵本を描いてもらった』という動画です。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
AIに絵本を描いてもらいました。タイトルは「犬と男の子」です。
絵、物語、読み上げ音声、BGM、すべてをAIにお任せして作った絵本が、いろんな意味でホラーになっています。
タイトルは『犬と男の子』。物語は文章生成AIの「GPT-2」が作っています。冒頭の部分「あるところに~その後ろには」までを指定して、続きをAIに作ってもらいました。
絵は、VQGANとCLIPという技術で描いています。描いて欲しいものを文章で伝えると描いてくれます。この作品では、『はらぺこあおむし』で有名なエリック・カールさんの画風でとお願いしたそうです。
あることろに小さな男の子が歩いてました。
その後ろに犬も歩いてました。
その後ろには白い大きな犬がいました。
白い犬といっても全身白いではなく、その色は赤いです。
犬がそこにいたので、散歩はよいと思っていいものですか。
こんな調子で意味がないような、けれども、もしかして深い意味があるのでは…と感じてしまうようなお話が続きます。
ただ、途中から「なんでもいいので教えてください。よろしくお願いします。」などと読者に投げかける言い回しも増えてきて、コメント欄も「俺に聴かれてもなぁ」と困惑ぎみ。支離滅裂さがシュールすぎて、つい笑ってしまう作品にもなっています。
BGMと読み上げにもAIが使われています。BGMは現代風なピアノ曲。不協和音が多いためか、不安な心を描いたような作風になっています。
意味がわからなくてホラーというのもありますが、AIがここまで作れるようになっていることにも少々怖さを感じる作品です。人類には早すぎるのかもしれないこの絵本、ぜひ、ニコニコ動画でご覧ください。
視聴者コメント
ホラーすぎる・・・
絵本のくせに常に教わる立場で草
絵は普通にいいと思うよ
曲も中々やばい
AIの進歩は既に人類の理解が及ばぬ領域に達しているんだなあ
文/高橋ホイコ
▼動画はこちらから視聴できます▼
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