洗剤を使った墨入れ!? 横浜ガンダムのプラモキットをディテールアップ…ドックの柱や手すりの加工が今にも動き出しそうな仕上がり
今回紹介したいのは、トズクさんが投稿した『HG横浜ガンダムの製作動画』という動画です。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
1/144「歩く実物大ガンダム(横浜ガンダム)」の製作動画です。 洗剤を用いた墨入れ、および船舶模型用エッチングパーツの応用に挑戦しました。 楽しんでいただければ幸いです、よろしくお願いします。
1/144 RX-78F00 ガンダム&ガンダムドックを投稿者のトズクさんが作ります。こちらは横浜の実物大の動くガンダムを模した限定商品です。
パチ組みしました。HGと同等の作りながら、全身に刻まれたモールドでRG並みの情報量です。これならスジ彫りをしなくていいかもという安心感と、塗り分けが面倒そうだという嫌な予感が交錯します。
制作をする前に実物をこの目でと横浜を訪れたトズクさんですが、春の嵐が直撃。荒れ狂う天候に帰りたくなったものの……
夕方には晴れ、虹と横浜ガンダムという貴重な組み合わせを見ることが出来ました。
実物を拝んだところで制作に取り掛かります。忠実に本物を再現すべく、ガンダム自体は色と形をいじらず、ガンダムドックをディテールアップする方向で頑張ることにしました。
まずは写真と照らし合わせて不足している柱をプラ棒で自作。
頭の後ろにあるオレンジ色の柱を再現するため、何かの部品とプラバンを加工して移動式クレーンも作成。クレーンは左右に動かすことができます。
キットのままだと壁のような手すり。
ここは平らな状態にしてから作り直します。
使うのはタミヤのハンドレールセット。艦艇の手すりをリアルに再現するためのディティールアップパーツです。
等間隔に開けた穴に小さな棒を差し込んだら接着し、細い針金を通します。
満足いく手すりができました。比較用の一円玉が大きく感じる細やかな作業です。
加工が終わったら塗装作業へ。塗装は塗り分けの為にマスキング地獄となりました。
こちらは4色で構成される太腿パーツ。塗ってはマスキングしてを繰り返します。今回の塗装、エアブラシを握る時間より黄色いテープを駆使している時間の方が長かったそうです。
完成目指してあと少しというところで、目のパーツを無くすというハプニングも発生。
追加購入したパーツを少し削ったらピッタリはまりました。
続いては墨入れ。今回はTwitterで見かけた新しい方法を試します。そのために用意したのがマジックリン。水性ホビーカラーとタミヤのアクリル溶剤に加えます。
本来細い溝に流れ込みにくいアクリル溶剤ですが、界面活性剤を加えることで毛細管現象を生じやすくなり、エナメル塗料のように使えるそうです。
エナメル塗料と違ってパーツを破壊する心配が無く、拭き取るのも簡単で良いとのこと。「墨入れのつもりがウェザリングになっていた」という事態が起きないので安心感を持って墨入れができます。
デカールは本物に合わせて過剰なくらい貼りました。
最後に艶消しトップコートを吹いて……
横浜ガンダムの完成!
ディテールアップにより、ガンダムドックから今にも歩き出しそうな迫力です。
横浜ガンダムの再現にこだわり制作された今回の作品。洗剤を用いた墨入れなど、興味深いテクニックが使われています。興味を持たれた方はぜひ動画をご覧ください。
視聴者のコメント
・すごいな…
・きっつw
・すき
・いいじゃなーい
・おっつおっつ
▼動画はこちらから視聴できます▼
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