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「お義父さん あなたの娘をもらって もう15年です」お笑い芸人“はなわ”が会ったことのない義理の父に宛てた曲の秘話を語る

ママの人生を子供にちゃんと伝えたかった

左はアシスタントの加藤純一さん。

はなわ:
 この曲は、会ったことないお義父さんに対して作ったんですよ。

やまだ:
 はなわさんの奥さんもお義父さんには会ってないんですよね。どうしてここを作ってみようと思ったの。

はなわ:
 結婚15年目のお祝いに、実際ラブソングを作るのも恥ずかしくて、結構悩んでいたんですよ。15年の次の記念は20年じゃないですか。今、子供が高校2年生になっていて、次の20周年の記念のパーティーをする頃には、もう長男は家を出ているなと思ったんです。

 それで、ママの人生を子供にちゃんと伝えた事がなかったので、子供たちに「こういうママなんだよ」と教えたくて作った部分もあったんです。

やまだ:
 子供はこの曲聞いてどう言ってました。

はなわ:
 最初歌い始めた時は、なかなか家でギターなんか弾くことないから一番下がまだ6歳なんで、「いえーいっ!」って(笑)。でも2番の途中くらいから嫁が泣き始めて、僕もそれ見て感動して泣きながら歌っていたんですよ。そしたらさっきまで騒いでた一番下の子供が6歳のくせに「やべぇ空気読めなかったすみません」みたいな顔してるんですよ(笑)。

加藤:
 かわいいね(笑)。

この曲のお陰でお義父さんに会えた


やまだ:
 びっくりしたのが、曲の発表の後に会えなかったお義父さんに会ったって本当なの?

はなわ:
 これが不思議な話なんです。一番始めに誕生会で歌い終わった後に、嫁が「実は1週間くらい前に親戚からお義父さんが末期ガンになって会いたがっているって連絡が来ていた」と話して。でも嫁はその話を断っていたらしいんですよ。でもその1週間後に僕がこの歌を歌ったから、嫁がびっくりして「これは会いに行った方がいいのかな」って。それで会いに行くことになったんです。

 そしたら歓迎してくれて、そしたらお義父さんが泣くんですよ「迷惑かけた」と言って、それ聞いて嫁も「そんなことないよ」って泣くんですよ。それ見てたら俺も泣いてきちゃって、途中でお義父さんが「はなわさん大丈夫ですか」って言われるくらい一番泣いちゃって(笑)。

やまだ:
 (笑)。いやー、でもよかったですね。

はなわ:
 お義父さんすごく優しい良い人でした。やっぱり、どことなく嫁に似ていて天然ボケで、3回に1回くらい僕のことを「はにわさん」って呼ぶんですよ(笑)。

加藤:
 やっぱり血は継いでますね(笑)。

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