最高時速370km「レッドブル・エアレース」日本人で唯一参戦のパイロット・室屋選手が母国二連覇への意気込みを語る「熱い声援を送っていただけるとスピードも上がります」
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コクピット内にある紙は?
やまだひさし:
実はこれを映していいことになったんですけれども、説明していただいていいですか。
室屋:
これはエアショーをやるときの「シークエンス」と呼んでる、どれをどんな順番で飛ぶかを記号で書いてある紙ですね。飛んでるうちに次は何だったか忘れますから、それを記号で書いてあるんです。
やまだひさし:
重力との戦いで呼吸もままならない時に、これを見る余裕ってあるんですか?
室屋:
G【※】が抜けるのに合間に3秒くらい間があるんで、そういう時にぱっと1秒くらい見てます。
※G
重力加速度。
やまだひさし:
この計器も同時に見るんですよね。
室屋:
そうですね。計器はどんどんぐるぐる動きますから。
やまだひさし:
ぐるぐる動くんですか?
室屋:
ええ、もう高度とか上がったり下がったりぐるぐるぐるぐる。上がったり下がったりしますから。
やまだひさし:
これ(計器を指差して)2、3個知らないものがあったりしないんですか?
室屋:
大体知ってます(笑)。
やまだひさし:
あらためて思いの丈をガツンと言っていただけますか。
室屋:
6月3、4日にレッドブル・エアレース2017が千葉で行われます。我々としては第2戦で優勝できたということもあって良い状態で臨めると思っています。年間8戦の総合優勝を目指していて、重要な第3戦になりますのでぜひ皆さん会場に起こしいただいて熱い声援を送っていただけるとスピードも上がりますのでぜひお願いしたいと思います。
記事で扱った、室屋選手が登場する箇所は下記プレイヤーの3:00から始まります。
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