『スーパーマリオ64』目隠しプレイでRTA⁉ 視界ゼロで成し遂げる神業に「ほんとに見えていないのか?」「すごすぎて泣きそうになった」の声
目隠しプレイ。アイマスクなどで目隠しをしながらゲームをプレイする実況スタイルのひとつだ。
目隠しプレイとはその名前の通り、自身の目をアイマスクなどで覆う、もしくは画面に布をかけるなどして映像からのゲーム情報をカット。視覚からの情報が一切ない状態で、音と自身の記憶だけを頼りにゲームのクリアを目指すというもの。
音と記憶だけが頼りということで、その難易度は相当のもの。目隠しプレイでは音でタイミングをとったりと試行錯誤し、悩みながら進む必要がある。
ステージ構成などもそれなりに鮮明に覚えておく必要があるため、事前、もしくは過去に相当やり込んでいないとクリアすることは難しい。
今回紹介する動画はそんな目隠しプレイに関する一本の動画。目隠しをしながらゲームのRTAを行った驚きの挑戦の様子をご紹介する。
今回紹介するのは自身の目を隠しながら『スーパーマリオ64』のRTAに挑戦し、見えているのではと疑いたくなるほどの精度の高いプレイを見せた驚きの動画、ごろうさん投稿の『目隠しマリオ64☆16枚RTA 24:03 [WR]』だ。
目隠しをした状態で3Dのアクションゲームをプレイするだけでも十二分に難しいところを、さらにプレイスキルの精確さが重要となるRTAに挑戦したこの動画。
目隠しをしながらも、見えてるとしか思えないほど正確な腕前で華麗に『スーパーマリオ64』をプレイし、RTAを完走することに成功した驚きの動画をご紹介する。
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16枚のスターだけを取得しクリアを目指すAny%RTAを目隠しでプレイ
目隠しをしながら『スーパーマリオ64』のRTAに挑戦したごろうさん。まずは簡単にRTAの内容をご紹介しよう。
この動画で挑戦したのは『スーパーマリオ64』のRTAとしてはおそらく最もポピュラーと言える「16枚RTA」と呼ばれるカテゴリだ。
16枚RTAではバグ使用などの制限がほぼなく、壁抜けなどのテクニックを使用しながらゲーム中で取得することができる全120枚のスターの内、16枚だけを取得してクリアを目指す。
このカテゴリは日本国内でも非常に人気が高く、直近ではこの16枚RTAの世界記録を日本人が更新し、世界初の14分台に到達するという快挙を成し遂げた。
そんな人気カテゴリの16枚RTAだが、もちろん簡単なものではない。
上位プレイヤーのようなタイムを狙わずに完走、つまりはクリアするだけであれば“比較的”簡単であることは間違いないが、当然それなりの時間をかけて練習する必要がある。
そして、そんなRTAに挑んだごろうさんは『スーパーマリオ64』を目隠しでプレイし、たった24分で完走することに成功している。
アイマスクの下にはアイマスク⁉ 徹底した目隠し
たった24分でクリアしたというエピソードに「実は見えているのでは?」と、疑いを持ってしまう人もいるかもしれないが安心してほしい。ごろうさんはプレイだけでなく目隠しもガチだ。
プレイ映像を見てみるとタオルで顔を覆っているため「このタオルが薄いのでは?」と思うかもしれないが、このタオルの下にはアイマスクを装備。
これだけでも十分徹底しているようにも見えるが、ごろうさんは驚くことにアイマスクの下にも、さらにもう一枚アイマスクを装備。思わず笑ってしまうほどに目隠しを徹底している。
目隠しとは思えないほど精確なテクニック
徹底して目隠しをしながら『スーパーマリオ64』をプレイし、16枚RTAを完走したごろうさん。この動画の見どころと言えばもちろん、目隠しをした状態で精確にマリオを操作する異次元のプレイだ。
動画内で披露されている極々一部ではあるが、多くの視聴者を驚かせていたテクニックの一部をピックアップしてご紹介しよう。
セットアップが凄すぎる!! 「かくれ スーパー カベキック」
基本的に動画中のプレイはどこを切り取ってもすごいと言わざるを得ないプレイばかりなのだが、中でも多くの視聴者を驚かせてたテクニックがさむいさむいマウンテンで取得できるスターのひとつである「かくれ スーパー カベキック」のスターだ。
このスターはさむいさむいマウンテンの山裏に隠されているもので、通常であれば大砲などを使って付近まで移動し、壁キックを使いながら取得を目指す。
しかし、このプレイではスタート直後に崖下に向かってジャンプし、精確な操作でスター付近まで一気に移動。
スターを目指し、位置取りを調整しながら、ジャンプアクションを使ってスロープを登っていく。
スロープの中頃にたどり着くと、壁キックを巧みに操り、ショートカットしながらスターへとたどり着いた。
動画では見えていないはずなのにあまりにも精確な壁キックには視聴者もかなり驚かされていた。さむいさむいマウンテンで行われたこの一連のスーパープレイは動画時間9分30秒ほどから見ることができる。
音の残響でタイミングを判断⁉ 理解が追い付かないクッパ戦
さまざまなプレイで視聴者を驚かせているこの動画だが、驚かせる以上に「意味が分からない」と視聴者を困惑させていたのがクッパ戦で使用されたテクニックだ。
このテクニックが披露されたのは動画時間11分20秒ほど。このクッパ戦ではクッパの後ろに回り込みしっぽをつかんでトゲのついた鉄球に投げ飛ばす必要がある。
目で見ることができていれば当然難しくないクッパ戦だが、視覚を奪われたこのRTAでは鉄球に向かって正確にクッパを投げ飛ばすのは至難の技。いったいどんな方法で倒すのか? 動画では驚きの方法でセットアップを行っていた。
クッパ戦が始まるとクッパに向かって直進しダメージを受けながらも後ろへ回り込んだマリオ。そのまましっぽを掴んで振り回し始めると……。
クッパを振り回しながらポーズを押しては解除を繰り返し始めたごろうさん。少しの間繰り返し、クッパを放すと見事に鉄球のほうへ投げ飛ばすことに成功。一発でクッパ戦を突破してしまった。
正直いったい何が起きていたのかわからないが、ごろうさんの解説コメントによればしっかりとしたセットアップがあるようだ。ごろうさんの解説コメントは以下の通り。
クッパ投げはポーズ後のスイング音の残響でタイミングを計っています
正しいタイミングなら、ポーズ解除後に最速でBボタンを押すことで100%当たります
この競技の前々世界記録保持者、zserf氏考案のやり方です
音でタイミングを確認しているようだが、素人にはさっぱりわからない。同じように何が起きているか理解できない視聴者も多いようで、困惑するコメントが多く寄せられていた。
『スーパーマリオ64』定番の壁抜けテクニックも余裕で成功
『スーパーマリオ64』でお馴染みのテクニックと言えばケツワープ。マリオが後ろ向きに加速し「ヤヤヤヤヤヤヤッフー」とドアをすり抜けるテクニックだ。
このケツワープはドアを無理やりすり抜ける際などに使用され、『スーパーマリオ64』のRTAではよく目にするテクニックなわけだが、この動画も例外ではない。
本動画では20分10秒ほどから目隠しをした状態でのケツワープを見ることができる。
まずは階段を目の前にセットアップ。
直後にはコントローラの連打音と共にケツワープが開始され、見事突破する様子が確認できた。
16枚RTAを見事完走し、世界最速の称号を手にしたごろうさんだが、完走後のトークでは70枚RTAに挑戦したいと発言。素晴らしいスーパープレイを見せてくれたごろうさんが今後どんなプレイを見せるのか非常に楽しみだ。
今回16枚RTAを完走、世界記録を達成したごろうさん。目隠しをしているとは思えない精確なテクニックが披露されるRTAをぜひご覧ください。
文/富士脇 水面
目隠しマリオ64☆16枚RTA 24:03 [WR]
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