ペットボトルロケットで迫撃砲を作ってみた! 塩ビパイプと三脚を駆使して作り上げる知識と開発力に「すごい!」「おぬし何者⁉」の声
今回紹介するのは、隣の息子さん氏投稿の『ペットボトルロケットで迫撃砲作ってみた』という動画です。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
米軍のM2 60mm迫撃砲を参考にしましたが、再現を目的としてないので砲身長しか一致していません
ちなみに私は右利きですが、子供の頃からのクセで銃は左撃ちなのです
以前よりペットボトルロケット砲を自作していた動画投稿者の隣の息子さん氏。
しかし「なんか足んねえな」「迫力、発射速度、利便性、外連味、水しぶき、そこらへんがまだダメ」「特に見た目に迫力がないのはいかん」と感じたということで、今回は迫撃砲【※】を作ることに。
※迫撃砲
簡易な構造からなる火砲で、高い射角をとることから砲弾は大きく湾曲した曲射弾道を描く。少人数で運用でき操作も比較的簡便なため、砲兵ではなく歩兵の装備であることが一般的で、最前線の戦闘部隊にとっては数少ない間接照準による直協支援火器の一つである。
まず砲身ですが、内径70mmの塩ビパイプを用意し、それを70cmほどに切ります。
切り落とし終わったら、切り口をゴリゴリと研磨します。
次に尾栓ですが、撃針ではなくパイプがつきます。このため本物の迫撃砲弾を入れても何も起こりません。
底盤はMDFと金具を組み合わせて作成していきます。これで砲身が自由に動かせます。
支持架は既存の三脚を改造して作成していきます。脚を一本もぎ取り、 取り外して、展開、仰角の調整ができる高性能な二脚になります。支持架の基部も金具を組み合わせて作成。
支持架と撃針がわりのパイプは黒色、その他はオリーブドラブ色で塗装します。
弾にも小型の安定翼を取り付けました。
さあ、これで完成です。
作動原理はロケットを落として尾栓に当て、慣性によってジョイントのロックを解放します。パイプはバルブの保護のために取付けています。 本物の迫撃砲は底の撃針により雷管を打撃しますが、こちらは慣性によりロックを動かすので、落下の衝撃のみでは作動しません。
空気を入れて弾を重たくしただけでは作動しないので、ジョイントのロックに錘を取りつけることで、ようやく作動します。この仕組みで、まずは室内実験を行います。結果は大成功です。
次はいよいよ野外で実験を行いますが……。
なぜか不発。外に持ち出した途端動かなくなるようで、もう一度行ってみると今度は成功しました。隣の息子さんさんの考察では、どうやら中のパイプにうまく収まらなくて不発となる模様。不発率はおよそ50%ということで、「これは到底許される数字ではありません」と、改修することになりました。
パイプを取っ払い、ゴム板を張りつけることによって、どの角度で衝突しても作動するようになりました。
さらに底盤が貧弱だったので、単純化を行います。底盤に直接落としても作動するうえ、法的なしがらみも改善されたとのこと。今度こそ完成です。いよいよ改良版で野外実験を行います。
水120ml、空気は8~9気圧ほど充填。入れすぎるとロックが硬くなって作動しないとのこと。中にペットボトル弾をつめて、発射します。
見事に勢いよく水しぶきをあげながらペットボトルが飛んでいきました。この後も次々と打ち上げに成功する隣の息子さんさん。
いくつもの工程と改修を行い、実験は大成功に終わりました。詳しい制作の過程や実験の様子を見たい方は、ぜひ動画をご視聴ください。
視聴者のコメント
すごい!
かっけwwwwww
やばええww
おお、クオリティ高!
おぬし何者??(`・ω・´)
▼制作過程をノーカットで視聴したい方はコチラ▼
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