話題の記事

「爆音PCファンでドローン作れるんじゃね?」自作PCマニアが一度は抱いたことがある妄想を形にしてみた結果がコチラ

 夏、クーラー代をケチって蒸し暑い室内でPCゲームをしてしまったがために、悲鳴をあげるグラフィックボードの空冷ファン。

 大音量で部屋中に響くファンの音を聞きながら「あぁ……このファン、空が飛べるんじゃないか?」と熱にうかされた妄想をしてしまったことがある人は少なくないはず。

 とくに自作PCマニアならば、一度は抱いたことのある妄想に形を与えてしまったのがmIyAさんが投稿した「【魔改造】轟音ファンで空も飛べるはず」という動画。

 これが、mIyAさんが製作した巨大なファンを4つ装備した“自作PC的なナニか”です。
 スペックは以下のとおりです。

・改造8cmファン 30,000rpmぐらい 12V/10A ×4(合計約500W)
・電源は毎度毎度のLiPoバッテリー

 通常のPCであれば、ファンコントローラーが搭載されているため、CPUの使用率にあわせてファンの回転数(音)が調整されるのですが……リミッターを完全に解除した4つのファンは果たして空を飛ぶことはできるのでしょうか?

 写真では伝わりませんが、爆音などというレベルではない“轟音”が響き渡っています。あまりの音の大きさにニコニコ動画のコメント欄には「ジェットエンジンかな?」「航空機のエンジンやん」といったコメントが寄せられています。

 そして、ファンの回転数をさらに上げていくと……。

 ついに浮きました! 上昇する高さは低いものの、ちゃんと飛行しています!

 ファンだけでなく、本体そのものも回転しながら飛行する様子は、大映怪獣映画に登場するガメラの飛行形態そのもの。

参考:ガメラの飛行形態。
(画像はS.H.MonsterArts ガメラ(1995)ガメラ 大怪獣空中決戦 Amazonより)

 本体ごと回転する動きになっている理由についてmIyAさんは「十分な強度を持った逆ピッチファンが入手できないため正転/反転による反トルク相殺は困難です」「あえて本体ごと回転させることでジャイロ効果を得て無制御離陸が実現しました」と語ります。
 空撮用ドローンが一般に普及する以前である2014年に投稿された動画でありながら、ドローンのような動きが実現されていることに先見の明を感じずにはいられません。

 見事に飛行する“轟音ファン”を称賛する声が続出しています。

・マジでガメラじゃねーかwww
・おおすげぇwwだけどクッソ笑うわ
・ととととんじゃうんかーい!
・時代が追いついた
・高速回転する事で、複雑な姿勢制御無しで水平を保つ設計なんだと思う

▼自作PCファンが飛行する様子を
ノーカットで視聴したい方はコチラから▼

【魔改造】轟音ファンで空も飛べるはず

―あわせて読みたい―

『ケムリクサ』のシロを作った行動力の化身あらわる! 音声認識まで実装

“レゴで作った”ガチャガチャに「どうなってんの」「ブラックボックス」の声集まる

この記事に関するタグ

「ニコニコ技術部」の最新記事

新着ニュース一覧

アクセスランキング