今期の注目アニメは? 2019春アニメおすすめタイトル9選。新時代に乗り遅れるな!
アニメ好きライターが選ぶ注目アニメ5選
『KING OF PRISM -Shiny Seven Stars-』
2019春アニメで絶対に外せないのがこの『キンプリ』。本作は2013年4月に放送された『プリティーリズム・レインボーライブ』に登場した男性プリズムスタァ達とその後輩にスポットを当てたスピンオフ的な作品。
『レインボーライブ』で紆余曲折を経てユニットを組むに至った速水ヒロ、神浜コウジ、仁科カヅキ。そんなヒロ達Over The Rainbowのプリズムショーに魅せられてプリズムスタァの道を目指しはじめた少年こそ、本作の主人公である一条シンだ。
過去に上映された劇場版ではシン達の所属するエーデルローズと、彼らを憎む法月仁が立ち上げたシュワルツローズとの対立が描かれたが本作はどのような展開になるのだろうか。
そして、どのようなプリズムショーで我々の度肝を抜いてくれるのだろうか。劇場版では分身して編隊飛行してきた大和アレキサンダーが腹筋からエネルギー弾を投下してプリズムショーの会場を粉々に破壊した前科があるため、嫌が応でも期待が高まる。
・TVアニメ『KING OF PRISM -Shiny Seven Stars-』公式サイト
『世話焼きキツネの仙狐さん』
2017年10月に連載がスタートして以来、異例の速さでアニメ化まで漕ぎつけたのが本作『世話焼きキツネの仙狐さん』。
社畜全開で疲れ切った主人公・中野のことを、神使の狐・仙狐さんがお世話をしまくってくれるという素晴らしい作品だ。甲斐甲斐しく世話をしてくれる仙狐さんによって徐々に癒されていく中野の姿に思うところがある社畜戦士たちは少なくないだろう。
……なんだか現代社会の抱える悲哀が垣間見える気がしなくもないが、そんな中野同様に日々の激務で摩耗しきった会社の歯車諸君にこそ強く視聴を勧めたい。
仙狐さんに癒される中野の姿に己を投影すれば、会社の歯車から一個人としての存在であることを思い出せるかもしれないぞ。
『世話焼きキツネの仙狐さん』1話は4月9日23時00分よりニコニコ生放送で先行上映
『Fairy gone フェアリーゴーン』
『Fairy gone フェアリーゴーン』は漫画や小説に原作を持たないオリジナルアニメとして制作されたタイトル。
動物に憑依することで不思議な力を与える妖精が存在する世界。この世界では、妖精の力を持った動物の臓器を移植することで妖精を分身として使役できる妖精兵が戦争の道具として使われていた。
やがて戦争が終結し、役目を終えた妖精兵たちは行き場を失い、ある者は政府に、ある者はマフィアにと散り散りに野へ下っていった。そして戦後から9年が経過し、未だ不安定な情勢のなか、主人公の少女・マーリヤはとある事件に関わったことから妖精に関連する事件を調査、鎮圧する違法妖精取締機関・ドロテアに入隊することとなった。
……なんだか難しい世界観で、何を隠そう偏差値が2くらいしかない幼稚園児の筆者が選ぶにしては高尚に過ぎるタイトルだが、本作の制作は作画や色使いに定評のあるP.A.WORKSが担当している。そして、このリアル調の作画や舞台設定などが筆者の愛してやまないアニメである『閃光のナイトレイド』をどことなく連想させるがゆえの注目作品ノミネートと相成った。
・TVアニメ『Fairy gone フェアリーゴーン』公式サイト
『Fairy gone フェアリーゴーン』1話は4月10日23時30分よりニコニコ生放送で上映
『みだらな青ちゃんは勉強ができない』
だんだん自分らしいチョイスが出来てきたことに若干の充足感を覚え始めている。『みだらな青ちゃんは勉強ができない』のヒロイン・堀江青ちゃんは家から離れた国立大の合格を目指して猛勉強するし成績もいい優等生系ガール。
では、何が“みだら”なのか? じつは彼女の父親は売れっ子官能小説家であり、性知識だけは豊富なのだ。
そんな青ちゃんは、これまで男性を性欲の塊と見なして交流を断絶していたが、クラスメイトの木嶋拓海に告白されて以来すけべな妄想が止まらなくなってしまう。
PV時点で妄想が暴走しまくる青ちゃんが、本編でもどれだけ攻めきれるのか期待したい。
『ぼくたちは勉強ができない』
みなさん勉強ができなすぎじゃありませんこと?最終学歴が幼卒の筆者ですら血のにじむ努力の末に2ケタの足し算引き算をマスターしたというのに嘆かわしいことですね。
……と、前置きも済んだところで本作の紹介に入りたいと思います。『ぼくたちは勉強ができない』は週刊少年ジャンプで連載中の漫画が原作。主人公の唯我成幸(ゆいが なりゆき)は家庭の事情から進学費用を学校が負担してくれる特別VIP推薦の取得を目指し、条件付きではあるものの見事推薦枠を獲得する。
しかし、学園長から提示された条件とは理系の天才・緒方理珠(おがた りず)と文系の天才・古橋文乃(ふるはし ふみの)の両名を志望校に合格させることであり、なんと彼女たちは自身の得意分野とは逆の大学への進学を希望していた。
しかも、彼女たちは不得手な分野の成績は壊滅的! 四苦八苦する成幸や理珠たちの前に、次々と新キャラも現れてラブコメディが展開されていく。
やっぱ勉強できるんじゃありませんこと?学歴コンプレックスが刺激されて悲しい気持ちになってきたのでこの辺りで失礼したいと思います。
『ぼくたちは勉強ができない』1話は4月8日22時00分よりニコニコ生放送で上映
web発コミック勢の勢いが増している今期
2019春アニメの一覧を眺めると、Nアニメのランキングに入っているタイトルが筆者の注目タイトルと同じものである率の高さにびっくりする。
『ひとりぼっちの○○生活』、『なんでここに先生が!?』、『文豪ストレイドッグス』は筆者的にも注目作であり、前評判の集中度合いからかなり明暗が分かれるクールになりそうだ。
また、『女子かう生』や『世話焼きキツネの仙狐さん』、『賢者の孫』のようにwebコミック発のタイトルが数を増やしてきている点にも注目したい。
今日では紙媒体(電子書籍含む)の漫画、小説やゲームのアニメ化に続いて主流になりつつあるのが“なろう”系(小説投稿サイトの小説家になろう!に原作を持つタイトル)のアニメ化だが、webコミックのアニメ化がこれに続くことができるかどうかが試されているのではないだろうか。