むしろゲームは社会にとって欠かせない娯楽なのでは? 「30歳にもなってゲームやめたら?」に反論
はてな匿名ダイアリーの「30歳にもなってゲームやめたら? 」という投稿が話題に。
内容は、ゲーム制作に携わる投稿者が、大手が作る作品のチェックも兼ねて、趣味としているゲームに対し、「30にもなってゲームとかやめたら?」「もっと大人っぽい趣味見つけたら?」と友人に言われたというもの。
この話題を受け、小飼弾氏・山路達也氏が4月3日配信の『ニコ論弾時評』で、「むしろ、30歳過ぎても子どもっぽいというのは魅力じゃないか?」と持論を展開しつつ、ゲームの必要性について言及した。
山路:
「30歳にもなってゲームやっているのは子どもっぽいんじゃないか?」というニュースが話題になっておりましたが、弾さん的にはいかがでしょうか?
小飼:
えっ、「子どもっぽい」って、なにが子どもっぽいんだろう。
山路:
その30代くらいになっている人が、飲み会なんかで、自分が「ゲーム好きだ」ということを言ったら、「もうちょっと、大人っぽい趣味をやればいいじゃん」って……。
小飼:
なに、「大人っぽい」って「飲む・打つ・買う」とかそういうことですか? むしろ、30歳過ぎても子どもっぽいというのは魅力じゃないか、それは?
山路:
ああ(笑)。
小飼:
うん。「大人げない大人」ということで、それはプラス評価になりこそすれマイナス評価になるの?
視聴者コメント:
「今時のハイスペゲームは、金がかかるし子どもじゃできない」
山路:
ああ、たしかに。課金ゲームというのは、そうなのかもしれないなあ。
小飼:
うん。『ポケモンGO』くらいなんだよね。だからゲームという意味では、僕はゲームを作る側とかのことはある程度分かってもアレだよね、うん。
山路:
でも、私の親父なんか、40歳くらいのとき、趣味ってそんなになかったと思うんですよね。家でビールを飲んでプロ野球を観るくらいかな。昔に比べれば……。
小飼:
いかにも「20世紀のお茶の間」という感じがするね。
山路:
それに比べたら、趣味が多様化しているのかなっていう気はするんですけどね。
小飼:
で、ゲームはアレでしょ? もはや、社会にとって欠かせない娯楽なんじゃないの?
山路:
「欠かせない」とまで言う。
小飼:
うん、欠かせないですよ。もともと「ゲーム」というのは、サッカーとか、そういうものだって含めるわけですよ。スポーツだって含めるわけですよ。
山路:
うんうん。直に、それが金に結びつくとかじゃなくて。
小飼:
はい。最近「【※】eスポーツ」という言い方もしますけれども。
※「eスポーツ(e-sports)」
「エレクトロニック・スポーツ(Electronic Sports)」の略。コンピューターゲームやビデオゲームで行われる競技のこと。
山路:
プロゲーマーで稼ぐ人とかもね。
小飼:
はい。だから、子どもっぽいというのは、そう、ネガティブなことばかりではないよね。