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「子供を使ってスマホロックを解除」「ニセの同窓会通知」浮気調査の手法を探偵が直伝

浮気発覚でもちょっと待った! 裁判で有利にする方法

土屋:
 慰謝料を取るとなると、裁判沙汰になるわけですよ。そうなるといろいろ慎重にしなければいけません。これは結構勉強になりますよ、こちらです。裁判では浮気現場3回押さえる必要がある。これはどういうことですか。

片岡:
 たとえば奥様から依頼を受けて対象者の旦那さんを追いかけている。愛人の方とラブホテルから出てくるところを撮ったとしても、旦那さんに知恵があった場合、「いやいや、一緒にいた女の子が体調悪くしただけだから」って言うと、裁判の時に免除されることがある。

 ただこれが3回あれば、そんなに体調悪くならないですよね? ということで、黒になることがある。

西川:
 (コメントを見て)「1回でも許せないんだけど」って(笑)。

一同:
 (笑)

片岡:
 気をつけてほしいのが、たとえば「これ黒でした」って言うと、「これ調べたんだけど」って言っちゃう奥様がいるんですよ。言っちゃった場合、半年後にやっぱり怪しいから探偵つけて黒だった、もう1回やって黒だった、で裁判に出したとしても、実は3回のカウントにならない。1回目に話しちゃった時点で和解になってゼロカウントになるので、2回分にしかならない。

河中:
 探偵側が3回まで言うのを待ってほしいです。

片岡:
 そういう場合も僕は説明をして、「奥様はどちらがいいですか」と。

西川:
 そうじゃないと「なんで1回目に言わないの!」って言うよ。

河中:
 そうかも(笑)。

土屋:
 でも、これだと3回も調べないといけないので、お金がかかるじゃないですか。これを逆手に取る悪い探偵会社がいるんです。

片岡:
 対象者の旦那さんに喋ってしまったりとか。あとは旦那さんが愛人と一緒に出てくる。もちろんこの女性のほうも探偵は尾行しているんですけれど、奥様に「実は旦那さん黒でした」と。「この女はどんなやつ?」「ちょっとそれは見ていないんです」と。

星田:
 「じゃ、それも調べてよ」 となる。

西川:
 よくできてるな、これ。

星田:
 悪い探偵ならとことん引きずり出せる。

西川:
 見つけたくて仕方ないんですもんね。

調査依頼費を安く抑えるヒント

土屋:
 そこで人情の片岡探偵事務所でございますから、お金がかかるものですけれど、できる限りお金をかけずにということで、依頼する前にこういうことをしておけば、安く済むんじゃないかというアイテムがあります。河中さん、何だと思いますか。

河中:
 スクショとかっていうことですか。

土屋:
 そういうことです。

河中:
 あと何時に帰ってきたとか。

西川:
 あとパンツがカピカピになっているやつを写真に撮ったりとか(笑)。

星田:
  DNA鑑定されたら終わり(笑)。

土屋:
 先ほどのマンションの前でWi-Fiが繋がったみたいな話もそうですが、誰もが持っているもの。それはスマートフォンですね。ただロックがあります。国も解除できないくらいですから。

西川:
 大問題になりましたもんね。

土屋:
 それを解除したら中がわかると。これでほぼ情報がわかるわけですが、ここからはプライバシーの問題があるわけですよ。他人がパスワードを解除するということはかなりグレーな部分ということで、ここからは片岡先生の独り言だということで。

西川:
 なんじゃそれ(笑)。

土屋:
 あくまでも先生の独り言を聞いてもらいます。こちら。

片岡:
 あくまでもそういう方がいらっしゃったということなんですけれども、お子さんが小さければ、「パパの携帯の中に面白いアプリがあるよ、やらせてもらいな」と。「その時にロックのパターンだけ覚えておいてね」っていうことですね。

西川:
 最低やで(笑)。

片岡:
 そこまでしてでも知りたがる奥様がいらっしゃると。あとは旦那さんのロックの仕方も、ちょっと光の加減で形がわかったりすることもある。たとえばそういうのを奥様が知ってから僕のところに来ていただくと、無駄な予算がかからずにという人も過去にはいました。

土屋:
 他にもあります。こういうアイデアがあります。調査費を安く抑えるヒントはこちら。依頼者が自分宛に偽の同窓会の通知を出す

西川:
 なるほど、そういうことか。家を空けるもんね。

片岡:
 奥様が自分で同窓会の通知を出して、旦那さんとご飯を食べてる時に「来月、月末に地元の名古屋で同窓会があるんだ。土曜日なんだけど。行っていいかな?」と。旦那さんは「せっかくだからご両親に顔出してきたほうがいいし、金曜日だから泊まって来いよ」って言った旦那さんが、もしも浮気相手がいれば金曜日は絶対に……。

 その1日だけ我々が尾行すれば安くなる。

西川:
 なるほど。

片岡:
 こういうことを僕はお話させていただいているので、他よりも安く調べることができるんです。

土屋:
 親切だと思います。調査のアイデアみたいなところだから。

西川:
 「1週間バッチリ張り込まないと」と言われたら、仕方ないな……と思うけれども、そういう形で少し軽減して親切にできるというのは、確かにそうですね。

河中:
 それでカウント1ですもんね。

片岡:
 そこきっかけから、「やっぱり浮気しているな」となった場合は、そこから次どういう作戦でいきますか? と。

土屋:
 やっぱり慰謝料が欲しいんですよね。

河中:
 そりゃ取りたいですもんね。そりゃそうですよ(笑)。

土屋:
 依頼する側もこれだけ準備をすれば、一番コストもかからず効率よくということで。

写真と出口は必ずチェック。浮気調査で大事なポイントとは

土屋:
 浮気の調査に行きましょうか。ここからは実際にどういう浮気調査をしているのかという話ですけれども。これは公開していい話なのかというのは……。

片岡:
 基本、公開する方はいらっしゃらないとは思うんですけれども、僕的にはみなさんに知っていただいて。

星田:
 これはそれぞれの探偵でやり方が違うから言えるということ?

片岡:
 そうです。

土屋:
 浮気調査で大事なポイントを教えてもらいましょう。まずはこちらです。写真と出口。

星田:
 やっぱり出口ってポイントやねんな。

片岡:
 写真もやはり、旦那さんがどういうふうな人なのかということで、写真をいただくんですけれども、僕らが見るのは耳の形大きさ。髪の毛の色とかだと変わったりしますので、メガネもダテメガネがあるじゃないですか。耳の位置とか眉毛の形とか鼻の大きさとかを見るようにする。

星田:
 それで覚える?

片岡:
 はい。前もって旦那さんが家から出てくるところを見たりとか、難しいところでしたら「隣に引っ越してきました」みたいに、タオルを渡す時に見るとか。

一同:
 うわ~!

星田:
 この時代に律儀でめずらしいヤツやなと思ったら探偵の場合があるんや!

片岡:
 みたいなことがあったりします。なので、とても大きな会社ですと、6時ぐらいに終わったら何百人と出てきたりして見つけられないじゃないですか。だから写真を見て前もって調べておくことを「面取り」と言いまして、これはやっておかないといけない。

西川:
 目を慣らしておく。

片岡:
 そうなんです。出口というのは、たとえば大きなビルの場合ですと、出口が何ヶ所かあったりとか、たとえば地下まで行ったら地下鉄があったり、一階だとタクシーとか、いろいろなパターンを考えて、基本は3人で尾行するんですけれど、出口の時だけはプラス3人で6人でやることとかもあると。

 エレベーターに乗るのが、いきなり3人とも乗ると怪しまれたりというのもありますし、そこら辺のバランスがなかなか都内は難しい。

土屋:
 地下鉄併設のビルとか。

西川:
 めちゃくちゃありますもんね。

片岡:
 スタートだけ上手く掴んでしまえば、そのまま尾行できるんですよ。たとえば電車に乗られていても隣の方の顔とか覚えていないですよね。結局、自分が探偵に尾行されているという意識があれば気付くのですが、それ以外のことを考えて歩いていますよね。

星田:
 ちょっとぶつかってしまって、絡みたくないけれど絡んでしまったみたいな場合とかあるの? 「すいません」っていう会話を交わすこともある?

片岡:
 僕はそこまでないんですけれど、急に振り返られたりとかはあります。そういう時は普通に堂々と歩く。

星田:
 それしかないですもんね。

片岡:
 どう堂々とするか、どう額縁の四隅になれるかみたいな考え方。

西川:
 在来線はもとより、我々は新幹線で大阪までとかで2時間乗っていても、誰も覚えていないですもんね。

片岡:
 そういうことなんです。

土屋:
 1日40万人が利用しますから。

西川:
 なんで余計な情報を入れてくるの(笑)。

土屋:
 でもこれ、鉄道に乗るかもしれないし、タクシーに乗るかもしれない。いろいろなスペシャルチームじゃなければいけなかったりする。

片岡:
 そうなんです。対象者の方がタクシーを停める前にこちらにいらっしゃったら、こっちが先に停めて乗って、「ちょっとそこに停めておいてください」って言って、行ったら行く。あとはバイクチームがいたり、車チームがいたりとかで捜査する。

星田:
 追っている人が居酒屋とかの店に入った時に、その店に客のフリをして入る場合もある?

片岡:
 あります。

星田:
 カウンターに一緒におるの?

片岡:
 カウンターに行かれたら、斜めからカメラを回しながらとか。ポイントで撮っておけばいいので。

土屋:
 本当に『ミッション:インポッシブル』と全く一緒ですよね。女性をひとり入れると、よりいいと。

片岡:
 たとえば女性の方がいらっしゃれば、女性専用車両のところとかは僕は行けないですから。下着売り場に行った時とかも女性だったらいいですけど、僕とかだったらおかしいので。どうしても行かなきゃいけない時は、「僕、下着メーカー社でリサーチさせてもらっているんですけれど」みたいな感じで店員さんとお話したりします。

西川:
 あと建物の中でいたとしても、男性ふたりでというよりも、男女だったりするほうが警戒心がちょっと落ちますもんね。

 ああいうのないの? 映画みたいに、振り向かれた時に一緒に付いてきた女の人とキスのふりをする……みたいな(笑)。

一同:
 (笑)

土屋:
 憧れる(笑)。

片岡:
 そういうシーンはなかったです(笑)。

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