最終回目前!秋アニメ最強のダークホース『DYNAMIC CHORD』の魅力を徹底紹介
そろそろ2017年の秋アニメも最終回を迎えるという時期になりました。
今期はファンが待ち望んでいた『宝石の国』や『魔法使いの嫁』、1期ですさまじいインパクトを残していた『おそ松さん』の2期、夏から引き続き放送されていた『Fate/Apocrypha』などさまざまな作品が話題を集めました。
そんな中、忘れてはいけないのが今期のダークホースとも言える存在である『DYNAMIC CHORD』です。
回を追うごとに存在感を増していった『DYNAMIC CHORD』。再生数やコメント数などの視聴データを見ても、徐々に話題を集めていったことがわかります。
本記事では、ダイナー(本作に魅了されたファンは『DYNAMIC CHORD』のことをこう呼ぶ)に魅了された筆者が、ひたすら『DYNAMIC CHORD』の魅力を振り返っていきたいと思います。
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そもそも『DYNAMIC CHORD』ってどんな作品よ
そもそも『DYNAMIC CHORD』は、honeybee blackより発売されている女性向け恋愛ADVゲーム。いわゆる”乙女ゲーム”が原作となるアニメ作品です。ゲームはWindows版とPSVita版で展開されています。
タイトルにもなっている『DYNAMIC CHORD』とは注目のアーティストが多数所属している音楽事務所兼レコード制作会社のことで、その中でも注目を集めるKYOHSO(キョーソー)、Liar-S(ライアーズ)、[reve parfait](レヴァフェ)、apple-polisher(アッポリ)の4バンドのメンバーと主人公(女性)とが恋愛模様を繰り広げていく……というゲームです。
キャラクターが攻略対象となる乙女ゲームなわけですがアニメは恋愛要素がほとんど無いどころか女性キャラもほとんど出ません。アニメではバンド活動に伴う苦悩や友情などが主軸になっているので、その点でも展開が違いますね。
また、アニメにはオリジナルのキャラも登場します。その名はカメラマンの道明寺辰哉。
あまりにも女性キャラが出てこないので、ヒロインがこのキャラなのでは? と疑ったりもしましたが、そんなことはなさそうです。安心した! ちょくちょくストーリーに絡んでくる地味ながらも重要な役割を持つキャラです。
ダイナーと言えば驚異のコメント率
ダイナーと言えば、その動画に付けられる驚異のコメント率です。
2017年11月10日にニコ生で放送された第1話~6話の一挙放送では、来場者約2万人に対し約14万ものコメントが書き込まれるという事態になりました。みんなダイナー好きすぎかよ……。
上映会には「見る抗うつ剤」「生きがい」といったコメントが書き込まれるなど毎回大盛況です。
そうなんです。その、ありえない風景を作り出すダイナミックな作画や独特の間の取り方、長い回想などに見られるアニメの独特の作風は多数のダイナー中毒者を発生させており、見終わった後は来週が待ち遠しいほどに……。
書き込まれるコメントも秀逸なものが多く、ダイナーはコメントありでたくさんの人たちと同時に作品を満喫する、そう、まるでライブように楽しむのがおすすめです。
OPで歌詞と会話する人、印象的な歌詞を書き込む人などOPから本気。流れてくるコメントからは、視聴者がこの作品を心から楽しんでいるということを感じることができます。
次々失踪するバンドメンバー……そして村祭り
劇中、次々バンドメンバーが失踪します。
これだけ見るとミステリーっぽいんですけどそんなことはなくて、落ち込んだりスランプに陥ったりしたメンバーはマネージャーやメンバーに行き先を告げずにスナック感覚でサクッと失踪するんです。
だいたい最大の被害者はバンドのマネージャー。
レヴァフェのマネージャー、五十嵐八雲。バンドメンバーのためにいろいろ頑張っているけど、大体迷惑被るのはこの人。八雲さん……!
失踪したメンバーの行先は、というと自然あふれる田園風景だったり温泉に行ったり……。
それ以外にも合宿回もあるので、これ旅アニメかなとたまに思ってしまうぐらいに田舎を満喫するバンドメンバーをたくさん見ることができます。BBQもぐもぐ。こいつらいつも何か食ってんな。
レヴァフェの合宿中に失踪した同事務所のバンド、ライアーズのメンバーたちは偶然にも近くに滞在していました。そして村祭りに巻き込まれるライアーズ。
ファンの間で伝説となっている「村祭り回」。村祭りエピソードは5話~6話にかけて見ることができます。