レーザー彫刻機で「光るアクリル彫刻」を作ってみた! 東北きりたんと音街ウナのイラストがくっきり鮮やかに浮かび上がる
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今回紹介するのは、ニコニコ動画に投稿された『【VOICEROID】ウナきり、光るアクリル彫刻【作ってみた】』というちぇけガールさんの動画です。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
ウナきりのイラストをアクリルに彫刻して光らせてみました。
レーザー彫刻機を使って「光るアクリル彫刻」を作ってみたとの動画が投稿されています。音街ウナと東北きりたんのイラストが、透明なアクリル板の上で白く光ります。

まずはアクリル板に色を付けていきます。可視光のダイオードレーザーを使うので、何もしないとそのまま光が透過してしまいます。そこで、さまざまな画材を試したところ、使い勝手が良さそうだったのが「サクラマット水彩」。水洗いだけで簡単に落とすことができました。

次に、レーザーのパワーとスピードの調査を行います。パラメーターを変えたマトリクスを作り、実際に彫刻します。スピードを遅くしすぎるとアクリルが溶けてしまい、絵の具が染み込んでしまいました。結局、パワーは100%、速度は100mm/秒以上に設定することにしました。

分解能もチェックします。線幅を変えたデータを用意して、どこまできれいに彫刻できるかを確かめた結果、0.2ミリ幅までしっかり再現できていました。これよりも細い線は使わないほうがよさそうです。

全体的に薄い仕上がりであることが気になったので、同じ部分を複数回彫刻したらどうなるかも調査。彫刻密度を200に、彫刻回数は5回にすると最適な仕上がりになることがわかりました。

線幅0.2ミリ以上を意識しつつ、音街ウナと東北きりたんのイラストを描いていきます。二人の間には、今回調べたパラメーターをデザイン。後から見てすぐに分かるので、彫刻機の近くに置いておけば今後も便利に使えそうです。

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