『逆転裁判』のテキストを「日→英→日」と再翻訳して初見の友達にプレイさせてみた！ 単語に名前、あらゆる言葉が変化してしまった“逆翻訳裁判”をクリアできるか？

　自らゲームプレイに制限を設け、通常時とは異なる難易度や特殊なゲーム体験を楽しむ縛りプレイ。

　ニコニコ動画では定番の動画ジャンルとして親しまれている縛りプレイはダメージを受けることなく攻略するノーダメージ縛りや、決まった種類の装備だけで攻略する装備縛りといったゲームのシステムから縛りを設けるものはもちろん。

　画面を隠してプレイする目隠しプレイのようなゲーム外に縛りを設けるものなど、さまざまな動画投稿者によって多彩なプレイが披露されてきた。

　今回紹介するのは、カプコンの人気アドベンチャーゲームシリーズ『逆転裁判』で特殊な縛りプレイに挑戦した動画。
　ニーヨンさんがニコニコ動画に投稿した『【実況】再翻訳した逆転裁判を友人に挑戦させてみた part1』だ。

　この動画は『逆転裁判』を日本語から英語に翻訳、その後英語から日本語に翻訳しなおしたいわゆる再翻訳の状態で攻略するというもの。

　今回は再翻訳で文章がめちゃくちゃになった状態で『逆転裁判』をプレイし、無実の罪に問われた被告人を無罪に導く変わった縛りプレイをご紹介する。

日・英の再翻訳で壊れた文章で『逆転裁判』を攻略

　今回紹介するのは証拠品や証言といったさまざまな情報から、無実の罪に問われた被告人の無実を証明する法廷バトルアドベンチャーゲーム『逆転裁判』を再翻訳した状態でプレイした縛りプレイ動画シリーズ。

　再翻訳と言っても本シリーズで行われているのは、正しく翻訳ができているかを確認する一般的な再翻訳ではなく、機械翻訳を用いた古くからインターネット上で親しまれてきた遊びとしての再翻訳。

　本シリーズでは『逆転裁判』の会話などの基本的なテキストを日本語から英語に翻訳。翻訳後の英語テキストを再び日本語に翻訳した状態でプレイを進める。

　一度日本語から翻訳した時点で元のテキストを確認することになるため、動画内では投稿者であるニーヨンさんが再翻訳作業とテキストの読み上げを担当し、友人のY@SUMOが推理する形でゲームを進める。

　『逆転裁判』は法廷バトルアドベンチャーゲームということで、証言や証拠品などのテキスト情報が非常に重要な要素。

　機械翻訳による再翻訳が盛んに行われていた時代よりも進化しているとはいえ、再翻訳では文章の意味合いが大きく変化することは珍しくない。

　そのため、本プレイでは事件の推理と共に、どのような文章だったのかという推理も必要となる難易度がさらに上昇したプレイとなりそうだ。

単語に人名、あらゆる意味が変化する逆翻訳裁判

　再翻訳によってテキストがめちゃくちゃになった『逆転裁判』をプレイする本シリーズ。通常のプレイとは異なる推理が必要となることが予測されるが、動画ではどのようなプレイが披露されたのだろうか？

　今回は執筆時点までに投稿されている37本の動画のうち、最初のエピソードとなる「初めての逆転」をプレイする様子をご紹介しよう。

　プレイ担当となるY@SUMOさんは本シリーズが初代『逆転裁判』の初プレイということで、動画では初見プレイとしての推理と同時に再翻訳で変化した文章の考察を同時に行う独特のスタイルでプレイが進んでいく。

　テキストには問題なく理解できるレベルの微細なものから、意味が全く異なってしまうようなものまで、再翻訳による影響が序盤から次々と現れており、Y@SUMOさんもかなり困惑している様子。

　文章が崩れるのはもちろん、文中に明らかにおかしな言動や単語が紛れていたり、何度も名前が変わったりしているのだから当然と言えば当然の反応だろう。

　もちろん、Y@SUMOさんも困惑するばかりではなく、パズルのように会話の雰囲気やワードから話の流れを推理しており、ニーヨンさんや視聴者から「なんでわかるんだ」に驚かれるような答えを導き出す場面も。

　法廷パートでは初見プレイということもあり選択肢に熟考するシーンもあったものの、再翻訳に惑わされずに被告人の無実を証明してみせた。

　テキストを再翻訳して『逆転裁判』を攻略する『【実況】再翻訳した逆転裁判を友人に挑戦させてみた』シリーズは執筆時点までに37本の動画が投稿済み。

　作中エピソード第3話までのプレイを終えた本シリーズではどのような推理が披露されていたのか、ぜひ動画をチェックしてみてほしい。

文／富士脇 水面

【実況】再翻訳した逆転裁判を友人に挑戦させてみた part1
https://www.nicovideo.jp/watch/sm33020901

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