海中を疾走すべく「水中スクーター」を自作してみた! 実際に海で試したら遊泳には成功するも改良点が見つかる結果に
今回紹介するのは、ニコニコ動画に投稿された『水中スクーター作ってみた 前編』という、こうのとりのDIYさんの動画です。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
家にプールが欲しいです。
製作費は約10万円でした。
水中スクーターで遊ぶ動画を見て自分も欲しくなった投稿者のこうのとりのDIYさん。
お値段を調べると、なかなか高級品のようです。
そこで、自分で作ってみることにします。目標は10万円の既製品以上のパワーを出すこと。
パワーを生み出すモーターとバッテリーから選定していきます。
モーターは650Wのブラシレスモーター。
一般のモーターは回転する軸側にコイルがあり、電気を流すためにブラシと呼ばれる部品があります。コイルがケース側にありブラシがない構造なのがブラシレスモーターです。
そして、この2つのモーターを動かすためのバッテリーを選定します。
パワーは欲しいですが、レジャーで使うものですから飛行機に持ち込めるように工夫します。
というわけで133Whのバッテリーを3台使うことに。なかなかのお値段です。
そして、バッテリーを快適に充電できるように電源も自作します。
750Wのサーバー電源2つを合体。
続いて、選定した部品を入れる外装を設計していきます。
材料は塩ビ管。細かな部品は3Dプリンターで出力して部品が揃いました。
そして、モーターとバッテリーが到着。
配線してケースに格納しつつ、海水が入りこまないように隙間を埋めていきます。
しかし、ここで問題発生。モーターが動きません。
ブラシレスモーターのコイルに流す電気を制御する「ESC」という制御回路の選定ミスとのこと。適切なものに取り換えて無事制作続行します。
つづいて制御部分を作っていきます。
トリガーで最大出力をコントロールできるように工夫されています。
そして、ついに完成。パワー重視のため重量、サイズともに大型になってしまったようです。
実際に海で使ってみます。
水中を勢いよく進み、こだわりのパワーを見せつけます。
水面で使ってみると、顔が見えなくなるほどの水をまき上げます。
パワフルなマシンなのが一目でわかりますね。
満足のいく出来かと思われましたが、40分ほど使ったところで停止。
原因は制御回路が焼けてしまったためでした。
また、思ったよりもスピードが出せていないとのこと。
原因はプロペラの形と水の抵抗と予想して、改善点を洗い出していきます。
機体全体の形にも改良の余地あり。バッテリーに関しても改良案があると語っています。
すでに市販品と遜色ない出来栄えに思える力強い遊泳を見せてくれましたが、さらなるパワーアップが計画されているということで後編に期待が高まります。
視聴者のコメント
防水が大変そうだ
どこのご家庭にもある塩ビパイプ
けっこう速い!
中央部を涙滴型にすると抵抗がへってよいかも
絵面も今後の展開もワクワクしますね