『スーパーボンバーマン2』自己ベストを17秒も塗り替えた世界1位のRTA!! スパボンRTA界隈に突如現れた爆風がガチすぎて視聴者も困惑

　ゲーム開始からクリアなどの目標達成までにかかった時間を計測し、その短さを競うRTA。

　RTAでタイム短縮のためのさまざまテクニックが披露されており、さまざまなゲームプレイ動画が投稿されてきたニコニコ動画でも、高い人気を獲得。

　最新作からレトロゲームまで、さまざまな年代やジャンルのタイトルでの挑戦が見られるだけでなく、世界的な記録を披露するようなものも珍しくない。

　今回紹介するのも、ニコニコ動画に投稿された世界に輝くRTA動画。ぶらすとさん投稿の『【WR解説】スーパーボンバーマン2 RTA 20:44【VOICEROID実況】』だ。

　この動画は1994年に発売された『スーパーボンバーマン2』をプレイし、たった20分でクリアしてしまったRTA。

　今回は海外記録サイトでも1位を飾る大記録。走者自ら語る解説動画をご紹介する。

自己ベスト17秒更新!! 世界2位と30秒以上の差をつける大記録

　今回紹介するのは1994年にスーパーファミコン向けに発売された『スーパーボンバーマン2』のAny%RTA。

　Any%とは達成度を問わず、目標に到達するまでのタイムを計測するカテゴリであり、本作においてはゲーム開始からラスボスの体力を削りきる最後の一撃までのタイムを計測する。

　本RTA走者のぶらすとさんは昨年2月にRTAを始めたばかりでありがら、『スーパーボンバーマン4』でふたつの世界記録を保持するというスパボン界隈に突如吹き込んだ期待の爆風。

　さらに昨年6月からは『スーパーボンバーマン2』でのRTAにも挑戦し、僅か2週間で世界記録更新を達成したというから驚きだ。

　なお、今回解説が行われている記録は、そこからさらに更新を重ねたものでタイムは自己ベストである世界記録を17秒も更新。世界2位とは36秒もの差をつけた驚きの記録となっている。

各マップの研究がモノを言う『スーパーボンバーマン2』Any%RTA

　『スーパーボンバーマン4』に続き『スーパーボンバーマン2』での世界記録更新となった本RTAだが、見どころとなるのはその研究量と並外れた練度の操作精度だ。

　ぶらすとさんによれば本作は「ステージが広大かつ壁の配置が固定」というシリーズでも異色の特徴を持つ作品であり、RTAで好記録を狙うには各マップの研究が重要であるという。

　そのため本動画では初っ端からBGMを目安とした「見てから行動」するよりも早い爆弾の設置や、ステージクリアタイムをフレーム単位で固定することで次のステージの開幕乱数制御を披露。

　その後も中ボス戦などでは敵の初動に合わせてパターン化した行動など、圧倒的な知識量で視聴者を唸らせている。

　全編を通して理解が追い付かないような華麗なプレイを見せる本RTA、動画ではテンポよくゲーム中行動の読み上げや解説が行われているが、この行動の正確さにも注目。

　というのも本作は前述の特徴のほかに「スピードアップアイテムの効果が高い」という特徴があり、最高速は制御が難しいほどのスピードとなる。

　さらに、本作は「処理落ちしやすい」という難点も抱えており、ステージによっては最高速度と処理落ちによる低速挙動が乱れる中で細かな操作を要求されてしまう。

　しかし、本プレイではそんな環境でも華麗にキャラクターを制御。曰く小ガバや改善点はあるようだが、素人目にはどこが問題なのかわからないほど洗練されたプレイが披露されている。

　ガチ勢すらも驚くプレイを披露し、自らの世界記録をも更新した本RTA。その異次元のプレイの様子をぜひチェックしてみてほしい。

文／富士脇 水面

【WR解説】スーパーボンバーマン2 RTA 20:44【VOICEROID実況】

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