邦楽の大家が本気すぎる演奏してみた動画を投稿! 水上をダンサーが舞い紙吹雪が散る映像が美しい
今回紹介するのは、kineienamiさん投稿の『「篠に棹さす…」Jyo ni Sao sasu』という動画です。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
「篠(じょう)に棹(さお)さす…」
作曲:川崎絵都夫
過去に、アニメ『鬼滅の刃』の主題歌『紅蓮華』の演奏動画が話題となった杵家七三さん。川崎絵都夫氏が作曲した三味線と篠笛の二重奏曲『篠に棹さす…』を投稿しました。
ダンサーとのコラボもあり、迫力ある映像となっています。
水面に浮かぶ舞台の上で、杵家七三・竹井誠夫婦が背合わせで楽器を演奏します。視線が向かい合っていなくても、息はピッタリです。
曲が中盤に差し掛かると、水面に映る陰がダンサーに変化していきます。やがて、天地が返りダンサーが映像の中心に。すーっと作品の世界観に引き込まれていきます。
曲のモチーフは、夏目漱石の『草枕』の一節「情に棹させば流される」。「情」を篠笛の「篠」、「棹」を細棹・太棹三味線の「棹」と読み替えました。
映像監督は、鬼滅の刃のときと同じ田村大氏が務めています。非常にレベルの高い、プロが本気を出して制作した動画となっています。ぜひ、ニコニコ動画で鑑賞してみてください。
文/高橋ホイコ
▼動画はこちらから視聴できます▼
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