もし時限爆弾に出会ったら? “止め方”を電子工学科卒がレクチャー!
今回紹介したいのは、ラムダ技術部 / Yoideaさんが投稿した『【簡単】爆弾解除するのちょろすぎて草』という動画です。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
時限爆弾を解除する方法をお伝えします。 実際にタイマーモジュール周辺の配線を切ってみることで、どこが安全なのかを直感的に理解していただければと思います。爆弾を見つけてしまい、どの線を切るか迷っている方のお役に立てれば幸いです。
もしも爆弾を見つけてしまったら焦りますよね。そんなときに備えて、時限爆弾の解除方法を投稿者のラムダさんが考えます。「どの線を切るか迷っている方のお役に立てれば幸いです」とラムダさん。
※もちろん実際は爆発物処理班に任せましょう!
時限爆弾の構成は非常にシンプルで、タイマーから一定時間後に信号を送って点火装置を起動し、火薬を爆発させるというものです。
まずは仕組みを理解するために爆弾“もどき”を作りました。タイマーの信号線を切ったら、時間が経過すると点火するタイプのものです。ただし、爆発物の製造と所持は犯罪ですので、爆薬と組み合わせて爆弾を作ってはだめです。
今回は点火装置の代わりにLEDを使い、解説を行います(LEDの点灯を爆発とみなして実験)。
黄色のタイマーの信号線をカットしました。黄色の線はタイマー制御用の信号になっていて、ここにかかる電圧が無くなるとカウントがはじまる仕組みです。
この後どの線を切れば点火を止められるのでしょうか。ちなみに左側がタイマーを動かす電源とつながる線、右側が点火装置の電源へとつながる線となっています。
ラムダさんによると、切ってはいけない場所を押さえておけば、あとはどこを切っても割と大丈夫だとか。そして切ってはいけないのがタイマーに電源を供給する線です。この線を切ると回路の制御ができなくなり、出力端子が平常時に閉じているタイプでは点火装置に出力が入ってしまう可能性があります。
ということで、電源からタイマーへ向かう黒い線をカットしました。ライトが光ったので爆発です。
+側の赤い線をカットしても爆発しました。
逆に、爆発を止める場合は点火装置側の電源を切ります。すると、タイマーカウントが終わっても何も起こりません。同じ直列回路なので、青い方の線を切っても同じです。
さらにもっと大胆な方法としては……
火の出る部分を丸ごと切り落とすという方法も。
また、最後に声を大にして言いたいことがあるというラムダさん。
「みなさん、線を切ることばっかり考えすぎ」
大抵のタイマーはカウンターをリセットできるそうです。
なのでそもそもの黄色の線をくっつけると……
リセット信号が送られ、カウントダウンが止まりました!
なんと線をつなぐという方法で時限爆弾を止めてみせたラムダさん。映画やドラマで爆弾を止めるシーンをこれまでただハラハラと見ていましたが、これからは理解して見守ることが出来そうですね。
詳しい解説に興味を持たれた方はぜひ動画をご覧ください。
視聴者のコメント
・なるほど
・そりゃそうだけどwww
・ちょうど爆弾解体中だったから助かる
・工学部卒にはお手の物なのかー
・カシオの腕時計じゃないじゃん!(メーデー民)
・空想科学要素交じりのラムダさんのネタ好きです
▼動画はこちらから視聴できます▼
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