『ゲゲゲの鬼太郎』に登場する歴代猫娘たちを全部まるっと解説――性格・能力・鬼太郎との関係etc…「公式による萌えキャラ化」まで言及
好評放送中のアニメ『ゲゲゲの鬼太郎』に登場する、鬼太郎の仲間である猫の妖怪のねこ娘。
普段は人間の女の子と変わらないが、魚や鼠、ねずみ男を見ると口が裂けて牙を剥き、目が吊り上がり化け猫のようになるキャラクターです。アニメ、パチンコ、映画に登場したねこ娘がそれぞれ見た目や性格などが違うのはご存知でしょうか。
今回紹介する471さんが投稿した『[ニャニャニャの猫娘]を解説してみました。』という動画では、音声読み上げソフトを使用して、アイルー艦娘多摩とアイルー艦娘雪風のふたりのキャラクターがアニメの墓場、1期~6期、パチンコ2作品、映画妖怪ウォッチ(2017)に登場したねこ娘について紹介・解説を行います。
『墓場鬼太郎』に登場するねこ娘は、「寝子」という純粋な人間だった!?
多摩:
アニメの『墓場鬼太郎』では3話で初登場し、「君にメロロン」という曲を鼻歌で歌いながら登場したにゃ。「寝子(ねこ)」。鬼太郎の通う小学校のクラスメイトで、鬼太郎の初恋の相手なんだにゃ。性格は本来の猫娘とは相反で、清楚で控えめなんだにゃ。雪風:
身長は結構高く、ゲゲゲに登場する猫娘は半妖怪だけど、寝子は純粋な人間なんだよね。多摩:
彼女は魚や鼠(ねずみ男も含む)の臭いに反応、或いは視界に映ると猫化してしまい、顔も猫の形相になるんだにゃ。雪風:
彼女が猫化してしまう理由は、一種の憑き物が原因らしいね。(別の作品では「猫の病」ともいわれている。)多摩:
鬼太郎がドブネズミを学校の弁当として持ってきた事が原因で彼女は猫化してしまい、更にクラスメイトに見られてしまった事で、学校に行けなくなってしまうんだにゃ。雪風:
ついでに川原で寝てたねずみ男を襲って食べようとしてたね。多摩:
その後、鬼太郎の勧めで「キャット寝子」として歌手デビューするんだけど……、っと寝子の解説はこの辺で終わりにするにゃ。
『墓場鬼太郎』ではねこ娘ではなく、「寝子」という人間だけど、猫化してしまうというキャラクターでした。視聴者からは「可哀想な子だよななんか」「寝子ちゃんは切なかった」といったコメントが寄せられました。
ねこ娘のスペック
多摩:
それではここからは『ゲゲゲの鬼太郎』に登場する猫娘の概要について解説するにゃ。
多摩:
普段の外見は人間と変わりないけど、鼠や魚を見たり怒ったりすると、眼が金色に染まり、裂けた口に鋭い牙を剥き出した猫の形相になるんだにゃ。雪風:
鬼太郎のガールフレンドで、好物は魚・鰹節・鼠なんだよね。そういえば「ニャニャニャの猫娘」って通称があるらしいね。多摩:
「ニャニャニャの猫娘」という通称は5期からできたものだにゃ。公式では「ねずみ男と同じ半妖怪」と設定されてるけど、作中ではその事に触れてる描写は滅多に無いんだにゃ。多摩:
次は猫娘のスペック(原作)についてだけど、身長は136㎝・体重は29㎏・昭和28年生まれなんだけど、誕生日はわからないんだにゃ。雪風:
昭和28年生まれって事は、猫娘はゴジラ・鬼太郎より1歳年上なんだね。
多摩:
猫娘の持つ能力は、鬼太郎ファミリーの中では種類は乏しく、強力な妖怪の部類に区分される事も無いけど、猫由来及び妖怪としての基礎的な運動能力等は優れているんだにゃ。容姿・服装は白いブラウスに赤・ピンクの吊りスカート姿が基本で、後頭部には大きなリボンを結んでるにゃ。それと猫娘はねずみ男が悪事を働いたときは彼を懲らしめる事が多く、鋭い爪でねずみ男がボロボロになるまで引っ掻き回す事もあるにゃ。
ねこ娘の能力は、鬼太郎ファミリーの中では乏しいが、運動能力は優れていることに、「スピードタイプって感じっすかねw」「物理攻撃特化なのか」「ある意味、特殊能力より、肉弾戦に特化した女キャラのはしりとも言えるねえ」といったコメントが寄せられました。
1期はゲストキャラ、2期からレギュラー
多摩:
それじゃあ、ここからは歴代5大猫娘を紹介・解説するにゃ。まずは1期と2期の猫娘だけど、この2人は同一人物だから纏めて解説するにゃ。
1期猫娘は20話にのみゲストキャラとして登場したにゃ。地獄送り任務の代行をやってて、人間に対してはかなり冷淡なんだにゃ。
雪風:
1期猫娘は鬼太郎とは親しい友人の1人として描写されてるけど、トレードマークのリボンが無いんだよね。多摩:
2期から猫娘はレギュラーになり、服装は黄色の水玉模様のあるノースリーブの赤のワンピースで、2期からトレードマークの大きなリボンを付けたんだにゃ。雪風:
2期猫娘の性格は気が強く男勝りだけど、口調は丁寧で、鬼太郎を「さん」付けで呼んでたね。多摩:
鬼太郎に「猫ちゃん」と呼ばれてうっとりしたり、鬼太郎と手を繋いだ事もあるんだけど、恋愛関係には発展しなかったそうだにゃ。
1期と2期は同一人物のねこ娘でした。視聴者からは「この辺のデザインが今の猫娘像の元かな」「「猫」で「娘」なのに萌え要素ゼロに出来る水木先生のワザマエよ」といったコメントが寄せられました。
3期のねこ娘は鬼太郎にプロポーズ(?)されていた!?
多摩:
次は3期猫娘。顔つきは割合ボーイッシュなデザインになり、より成人女性に近い頭身・体型となり、鬼太郎との関係は対等になり、お互い名前は敬称なしで呼び合っているんだにゃ。雪風:
でも人間のヒロイン「天童夢子」が出てきてからは、三枚目的な役割を担う部分が多くなったんだよね。多摩:
性格はお転婆で、鬼太郎の事となると周りが見えなくなる事もあるんだにゃ。鬼太郎に対しては好意を持ち、分かりやすく積極的にアプローチをしてるんだにゃ。72話では妖怪に髪の毛を全て奪われ「お嫁に行けない」と嘆いていたら鬼太郎に「(嫁に)行く所がなければ僕が貰ってやるよ」とプロポーズ(?)もされてたにゃ。
3期のねこ娘は、三枚目的な役割を担う部分が多くなりました。そして、3期からは設定に身長・体重・スリーサイズまであることに、「スリーサイズ設定あるんかww」といったコメントが。また、3期が一番馴染みがあるようで、「一番印象深いモデルだわ」「懐かしい!3期から見たなぁ」「おれも3期だな」といったコメントが多く寄せられました。
4期のねこ娘は原作に近く、大人びた性格
多摩:
次は4期猫娘。雰囲気は原作に近く、髪型が紫色の刈上げおかっぱで大人びた性格なんだにゃ。雪風:
食事はコンビニの猫缶を常食してるらしいね。多摩:
鬼太郎に対しては好意を寄せてはいるけど、相思相愛の恋人同士というわけではなく、殊更愛を強く表現する事はないんだにゃ。雪風:
でも78話・84話・106話・114話辺りでは、猫娘が鬼太郎を愛する想いが表現されてる場面があるんだよね。多摩:
人間の女性の様には成長しない事を気にしているらしく……(※成長はするものの極めて遅い)、その事から89話でインドの妖怪「ラクシャサ」の術により、一時的に妖艶な色香を持つ大人の姿に成長して鬼太郎を誘惑した事もあるんだにゃ。雪風:
ラクシャサの術とはいえ、大人の姿になったあの猫娘は凄い印象に残ったよね。
4期のねこ娘のデザインに、「4期一番好き」「4期が一番可愛い」といったコメントが多く寄せられました。