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GACKTが「聖なる夜に性のお悩み相談」 「この国の男はどんどん弱くなっている」とガチ説教!

 今年7月にリニューアルし、パワーアップしたニコニコ内のGACKT公式チャ ンネル『OH!!MY!!GACKT!! 』が、12月20日に六本木ニコファーレでシングル男性だけが参加出来るイベント「彼女のいない漢達限定ライブ&トークXmasプレミアムイベント <イェーイ、オトコだけで『クリ…スマッシュ!』>」を開催した。

 その名の通り、“現在、付き合っている彼女のいない男性”だけが参加できるというこのイベント。この時点で世間一般にあるGACKTのイメージからしたら意外なのだが、イベント内で語られた話もまた意外だった。

 「聖なる夜に性のお悩み相談」と題して行われたこのトークショーでは、“男だけ”という特殊な条件からか、かなりきわどい話題まで親身に相談に答えるGACKT。しかし、質問を重ねるごとに会場の男たちの激しすぎる草食性が次第に判明。GACKTはそれに危機感を感じたのか、現代日本男児への説教とも言えるような提言が、落ち着いた口調ながらもはっきりと発せられた。


左から、司会のビジュアル系バンド“DuelJewel”のドラマー・ばる、GACKT

GACKT:
 ああ。ナンパは嫌いか? 「俺、ナンパ無理です。今までナンパしたことないです」ってやつ、手を上げてみて。

(会場の男子、大半が挙手)

GACKT:
 現代社会だな……。
 (近くの男性客に対して)今、手を上げたよな? なんでナンパしたことない?

男性客:
 全く知らない人には興味がないので……。

GACKT:
 すごい回答だな。ああ、なるほど。それはわかる。

ばる:
 わかるんですか!? それ言っちゃったら、ナンパもクソもないですよね?

GACKT:
 ないね(笑)。
 じゃあ、合コンだったらどうなの? 全く知らないところから始まるじゃん。

男性客:
 話して、気が合えばそこから興味が出るかもしれないです……。

ばる:
  ……まあ、もちろんそうですね。

GACKT:
 至って普通の回答すぎて。

ばる:
 教科書通りの回答ですね。

GACKT:
 「誰かから紹介されて」とか、「パーティみたいなところや飲み会みたいなところで出会って」とかの方が、ナンパよりも正攻法というか、正しい感じがあるかもしれないけど。僕は、そもそも“ナンパ”っていう言葉が違ってると思うんだよ。

 確かに、引っ掛けようと思って引っ掛けるのはナンパかもしれないけど。パッと見て「かわいい」って思った瞬間に声をかけるのもナンパ。そうやって括っちゃうから、それをやっちゃいけないみたいな空気感ってあるじゃん? 「それをやると軽い男」みたいな。本当にそうなのかなって思うわけ。だってさ、もう二度と出会わないぜ、その子と。

ばる:
 “ナンパ”って響きが良くないのかもしれないですね。ナンパじゃない、もっとスマートな言い方があればいい気もしませんか?

GACKT:
 “PICK UP”。

ばる:
 PICK UP! 兄さんが言うとカッコいい! じゃあ、PICK UPで行きましょう、これからは!

GACKT:
 僕は、自分の中にルールがあって、それを絶対に破らないって決めてるんだよ。綺麗だと思ってしまったら、かわいいと思ってしまったら、相手を口説くか口説かないかは別にして、必ずその子の近くに行って「綺麗だね」ってことを絶対に伝えるっていうのを、僕は決めてるんだよ。

 そこから上手くいくかなんてわからないじゃん。上手く行かないことだってあるし、綺麗だし自分のタイプだしかわいいし、そこから上手くいったらいいなって思うこともいっぱいあるわけじゃん。

 でも、自分で決めたルールを全うできたってことが、まずは一番大切で。それを言えない自分のほうがよっぽど嫌なんだよ。「言って、ダメだったらどうしよう」とか、「はあ? とか言われたら、気持ち萎えるかも」とかって思ってる自分のほうがダメ。とにかく、自分から伝えに行く。「かわいいですね」とか「綺麗ですね」とか。

ばる:
 うんうんうん。

GACKT:
 それってさ、言われる逆の立場だったら嫌な気持ちしないじゃない? 例えば、自分が世の中の男の中で、10段階評価の4くらいの男だったとしても、女の子がパーッと来てさ、「素敵なネクタイですね」とか「素敵なジャケットですね」とか言われたら、「えっ!?」とは思うかもしれないけど、嬉しいじゃん。それは女の子も一緒なんだよ。褒められて嫌な女の子なんていないし。だから、そのルールをいかに自分の中に作れるかが大切なんじゃないかって思うわけ。

 みんなは、「ナンパなんて」って思ってるかもしれないけど、僕はそれをたくさんやらないと、この国の男ってもっとダメになるんじゃないのって思うわけさ。それは、昔から思ってることなんだけど。どんどんこの国の男って弱くなってる気がするわけさ。

 別に、お前らの性癖がどう偏ってるかなんてどうでもよくて、もうちょっと男として、せめて世の中は男と女しかいないんだし、やっぱり、声掛けても良いんじゃないのかな。……ダメか?

ばる:
 はい、確かにそうですね!

GACKT:
 ……お前の相槌、うるせえよ!(笑)

ばる:
 はい、すいません!

GACKT:
 お前、声掛けないだろ?

ばる:
 はい! ……あ、でも、今の話を聞いて、帰りにPICK UPしようと思います!

GACKT:
 お前それ、ノリで言ってるだろ? 本当にやらせるぞ?

ばる:
 ごめんなさい! ノリでした! 本当にすいません!

GACKT:
 ……お前、今日のイベントで、どれだけ適当なやつかバレるぜ。適当じゃダメ。

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