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「お金がない時はチェキの売上で生きてた」——元AKB48メンバーが薄給を告白。芸能界における労働環境やパトロンの実情も

芸能界は薄給でも夢を追いかけられる人でないとやっていけない?

高田:
 次のテーマにいきましょう。続いてのテーマは、こちらでございます。『なぜ薄給組は、それでも頑張るのか?』ということで、安い給料で頑張っていて、辞めればいいじゃんと思う方もいると思います。なんで働くのかなといった方も多いと思いますが、まずは、ここでアンケートを取りたいと思います。

 薄給でも頑張れますか。1、「好きなことならOK」。2、「楽ならいいかも」。3、「絶対イヤ」。この3択で今からアンケートを取りたいと思います。

高田:
 2の「楽ならいいかも」が、一番多い結果になりました。

マネージャー:
 「好きなことならOK」を選ぶ人しか、芸能界は来たらダメです。夢を追いかけることになるので、ブラックだとわかっていて来るしかない業界なんです。

高田:
 成田さんは給料が安くてもOKですか?

成田:
 年齢的にも26歳ですから今は考え時ですね。14歳からこの業界にいて、お金も波があったので……。

高田:
 20代中盤を越えて、多少はお金も欲しいですよね。AKB48にいたころは正直儲かりましたか。

成田:
 全然です(笑)。当時14歳でなにもわかってないんですよ。全部親任せでなにもわからないまま、部活のノリで入っちゃったようなものなので、当時はお金が入っていたのかも実際はわかっていなかったんです。

サトウキビ:
 ちなみにアイドルをやろうと思ったのは、自分の意志ですか。

成田:
 一応自分の意志です。

サトウキビ:
 でもお金には無頓着なんですね。

成田:
 全然です。でも気がついたときには、周り同世代の人がすごいもらっている時期で、「あれ、私ってこんなんだったの?」と思ったのはそこです。同級生が就職する時期になって、その子たちとご飯を食べるようになって気がつきました。

パトロンの金銭援助は法律的にOK?

高田:
 アイドルをずっとやっているということは、どこかの企業の社長さんから「お金出すよ」とかパトロン的なそういうのはないんですか。

成田:
 作ろうと思ったことは何回もあります。でも私、性格的にもそういうタイプじゃないし、周りの子を見ていて私には無理だと思って。

高田:
 正直な話、周りの子にはそういうパトロン的なのがいた子もいるんですか。

マネージャー:
 実際に女の子はお金を目の前に出されたときにグラッときます。

高田:
 それはだれでもそうだと思いますよ(笑)。

マネージャー:
 基本的にキャバクラの99%がそれですからね。だけど芸能界は自分が表に出てお金をもらう仕事が、個人からもらうことに関して恥ずかしく思うという気持ちもあるんですよ。それは正当にちゃんと稼いで頑張りたいと。「パトロン」という言葉は、かっこ良く言っているわけですけれども、実際は自分を売っているわけじゃないですか。

 うちの事務所はもちろんNGですが僕の知り合いのアイドルの子の事情はめちゃくちゃ知っているし、しかも某有名CMにも出ている人も……。

サトウキビ:
 ちなみに成田さんは、パトロンはいなかったけれども口説いてきたお金持ちの人とかは結構いたんですか?

成田:
 揺らぎません。そこは流されちゃいけないです。そこまでして仕事を取りたいと思いません。

高田:
 先生、パトロンとか企業が個人にお金を出すというのは別に大丈夫なものなのですか。

松本:
 実際、例えばボーナスみたいな感じになってしまうと、もちろんその中に社会保険料がかかっていたり所得税とかが引いてあると思います。

マネージャー:
 たぶんそのお金は全部、経費とか接待交際費ですね。

高田:
 結構グレーなお金になりかねないと。

松本:
 もう黒くなっているかもしれないですね。

マネージャー:
 だって税務署にパトロン費なんて意味のわからないこと報告する人いないでしょ。

一同:
 (笑)

高田:
 交際費とかから出している可能性があるから、もしかしたら税金が……。

松本:
 実際は、それは臨時的なものなので「ボーナス」とか「賞与」とみなされるのかなと思います。

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