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ハワイ好きがオススメする「3泊5日ハワイの過ごし方」が今すぐ飛行機に飛び乗りたくなるプランだった

 『WOWOWぷらすと』では、10月14日からハワイを代表する二大イベントをまとめて楽しめる、日本最大級のフラの祭典の10周年記念公演がWOWOWにて放送することに合わせ、「ハワイ」をテーマに取り上げました。

 ハワイ未体験のMCサンキュータツオさんとライターの速水健朗さんに、映画・音楽ライターの宇野維正さんとミュージシャンのサイトウ “JxJx” ジュンさんが「ハワイの三日間の過ごし方」をプレゼンし、その魅力を存分に語りました。

画像はハワイ州観光局ホームページより。

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ハワイはお金をかけた分、結果を出してくれる場所

左から宇野維正さん、速水健朗さん、サイトウ “JxJx” ジュンさん、サンキュータツオさん。

サンキュータツオ:
 ハワイより小田原のほうがいいと思うんだけど。ハワイのどこがいいの?

スタッフ:
 バブルの学生時代にオネエチャンと行こうとなったんです。カルチャー寄りの学生だったので、「ハワイなんかに飲まれるか」と思って行ったんです。最初に飛行機を降りたとき、レイをかけられるのも拒否した。「俺、そんなはしゃいでないから」って感じだった。

サンキュータツオ:
 俺みたいな学生だ(笑)。

スタッフ:
 でも翌日、こうやって写真撮ってたから(笑)。

スタッフ:
 もうノリノリ(笑)。もう降りた瞬間、「あれ? 何、この湿気のない気持ちいい空気」って。空気のにおいが、やっぱりいいにおいするんです。力んでなくて、いいにおいがする街。好きになっちゃいました。

サンキュータツオ:
 わかんないけど、街ごと温泉みたいな感じなんですね(笑)。じゃ、みなさんの「ファーストハワイ」。カップルで行くのがいいのか、一人で行くのがいいのか。いろいろと聞かせていただきたいです。まずは宇野さん。

宇野:
 僕はハワイ歴は短くて5年くらいなんですよ。今年は金回りが良くなくて行ってないんですが、正直家族と行くとお金がかかるんです。でも3年連続で行っちゃう。子供ができて、グアムとか行ってみたら、それなりに楽しかった。

 グアムに行ったら次はハワイかなと思ったんだけど、お金で言うと2.5倍くらいかかるけど、楽しさで言うと20倍くらいハワイが楽しかった。「何じゃこれ!」って思いました。

サンキュータツオ:
 家族三人で何泊するんですか。

宇野:
 僕は重度なので、一週間くらい行くときは行きます。5泊8日とか。

サンキュータツオ:
 家族三人だと費用はどのくらいですか。

宇野:
 去年は子供が夏休み入って、7月末に行ったので普通に三桁かかりましたね。

サンキュータツオ:
 マジか!

スタッフ:
 「金をかけて行くぞ!」っていうハワイと、「金をかけないで行くぞ」っていうハワイがあるんですよ。

速水:
 「ワイハ」と「ハワイ」ですね。

スタッフ:
 ワイハは金をかけていく。ハワイは金をかけない。両方楽しめる。ハワイってリゾート地なんだけど、その両方ができるのがすごく優秀。

宇野:
 でも家族連れだとどうしてもお金をかけないハワイは行けなくないですか。

サンキュータツオ:
 ちょっと待って、じゃあ一人ですごく安いハワイってどうなんですか。

宇野:
 結局一人だとホテルが割高になっちゃう。だからと言って、自分でネットで取れるようなものは際限なくボロい。実はハワイってアメリカ人にとっても夢のリゾート地なので、貧乏なアメリカ人旅行観光客もいっぱいいるんです。金を使わないのが前提のアメリカのサーファーとかがたくさんいます。

 そういうのは際限がないので、そこはさすがにアガらないハワイになっちゃいます。

スタッフ:
 どこらへんに泊まるんですか。

サイトウ “JxJx” ジュン:
 僕はお金をかけるハワイですね。お金をかけた結果を出してくれる場所です。僕のファーストハワイは新婚旅行だったんです。なのでケチらないで思いっきり行ってみようとなったんです。そうしたら本当に予算以上分の経験がありました。

サンキュータツオ:
 マジですか。

サイトウ “JxJx” ジュン:
 ここって本当にすごいところなんだなって。高いだけだったなっていう感想はなかったですね。

宇野:
 要するに飛行機一つにしても安い飛行機って、すごい変な時間に着いたり出発したりする。空港もホノルルじゃなくて小さい空港に着いたりとか。そういうのは独身とか若い大学生とかならいいけれど、ちょっと体力的にしんどくなりがちなんですよ。

 だからツアーで7万とかで安い金額で出ているのは、だいたいそういうやつ。もちろん経験としてはいいんだけれど、少なくとも家族連れには現実味がないですね。

1日目の過ごし方――「ワイキキビーチに出て、生でダイヤモンドヘッドを……」

サンキュータツオ:
 ではみなさんに「ファーストハワイ」プレゼンしてもらいます。僕がハワイに行くとして、3泊5日のみなさんのおすすめハワイを教えてください。僕が結婚しているという前提、あるいは家族と行くとして、移動手段は何を使ってとか、これを食べてくださいとか。

スタッフ:
 まず最初は空港降りたらレンタカーを借りる。そこからホノルル美術館に行ってほしい。

画像は『ホノルル美術館(ホノルル・ミュージアム・オブ・アーツ)』ハワイ州観光局ホームページより

スタッフ:
 ホノルル美術館はワイキキと空港のちょうど間くらいにあるんです。ファーストハワイだから、ギンギンのハワイに慣れるのに刺激が強すぎる。そこで徐々にハワイに慣れていってほしい。

サンキュータツオ:
 なるほど、いいじゃない。

スタッフ:
 そこで何をするかって言うと、美術館にレストランがあるんですよ。オープンエアー型です。そこで冷たいフレッシュジュースを飲んでください。すると、「あれ? フレッシュジュースってこんなにおいしかった?」って思うんですよ。

サンキュータツオ:
 南国来ちゃった? みたいな(笑)。

スタッフ:
 そして空を見上げてください。びっくりするような南国の鳥みたいなのがウロウロしてます。静かな音なんだけど、なんだか風の音がするなというのを感じるんですよ。

サンキュータツオ:
 ホノルル美術館どうですか? おすすめですか?

サイトウ “JxJx” ジュン:
 行ったことないですが、いいらしいですよ。僕はあえて、タクシーをおすすめします。僕も空港からレンタカーを借りる派だったんですが、時差が19時間なんですよ。行きの飛行機でテンションが上って寝るのに失敗したら大変。東京を夜に出て、向こうの朝に着く。失敗したら貫徹状態です。そうすると運転はハードルが高いんです。

サンキュータツオ:
 なるほど! リアルな話!

サイトウ “JxJx” ジュン:
 運転したいところをグッとこらえて、まずは定額タクシーというのがあるので、空港からワイキキのホテルに向かいます。初日はあまり寝れていないので体力温存ですね。ただタクシーの中から見えるダイヤモンドヘッドに近づいていく景色を楽しむんです。

画像はハワイ州観光局ホームページより。

サンキュータツオ:
 それはテンション高まる!

スタッフ:
 またタクシーの人がかけているラジオがいいんだよね。

一同:
 あぁ~。

サンキュータツオ:
 「異国に来たぞ」みたいなね。

サイトウ “JxJx” ジュン:
 20分くらい乗るとダイヤモンドヘッドがチラチラ見えるんです。

サンキュータツオ:
 静岡を新幹線で通るときの富士山みたいな(笑)。

サイトウ “JxJx” ジュン:
 まずはホテルに素直にチェックインする。荷物は預けます。15時まではチェックイン不可なところもあるけれど、ホテルの運がよければそのまま入れます。まずはワイキキビーチに出る。

サンキュータツオ:
 一番ベタなところに行きましょうと。

サイトウ “JxJx” ジュン:
 まずいきなり行って、生でダイヤモンドヘッドを見る。

サンキュータツオ:
 そこは外せない!

スタッフ:
 一発目にそれを見ると「これか!」ってなるんだけど、その次に何を思うかと言うと、「思ったよりいいな」ってなるんですよ(笑)。

サンキュータツオ:
 ビーチって、サンダルを履いて足が汚れるというイメージがあるんですが。

宇野:
 砂はさらっさら。海沿いに高級ホテルがあってレストランもあるので、海の家みたいな野暮ったいものではなくシームレスにつながっています。僕も着いたら、とにかくワイキキ。

 荷物を預けてワイキキビーチに行って、『パンチドランク・ラブ』っていう、懸賞でハワイ旅行が当たった男の映画があって、それの舞台になった場所があるんです。オールドハワイを「これでもか!」と演出している海沿いのレストランに入るんです。結局そこがハワイ感の中心になるんですよね。

画像は『パンチドランク・ラブ 』Amazonより。

宇野:
 『パンチドランク・ラブ』ごっこって言って、ロビーから海がつながっていて、そこから写真を撮る。アメリカ人にとってもハワイは憧れなんですよ。どちらかと言えば、アメリカのおのぼりさん的なハワイみたいな感じ。

スタッフ:
 そこらへんのホテルって、やっぱりおのぼりさんアメリカ人が多発していて、二度目の結婚式をやっているところも多い。

サンキュータツオ:
 それはいい!

スタッフ:
 あれを見ているとほのぼのします。

宇野:
 アメリカ人的おのぼりさんハワイを最初に体験するのもいいですね。ちょっと並んででもパンケーキを食べるとかね。

スタッフ:
 あとはステーキ。

宇野:
 有名なお店にあえて行っちゃうみたいな。

サンキュータツオ:
 夜はどうしたらいいんですか。バー? それともお祭りがあったりするんですか?

サイトウ “JxJx” ジュン:
 ハワイは朝なんです。夜はそんなに引っ張らない。なのでまずはサンセットですね。これは毎晩絶対に見逃さないようにしてほしいです。

画像はハワイ州観光局ホームページより。

サンキュータツオ:
 ハワイのお天気はどうなんですか。絶景でも雨が降ったら台無しじゃないですか。

サイトウ “JxJx” ジュン:
 ハワイの雨は降ってすぐに止みます。そして虹が出ます。

サンキュータツオ:
 うわ~! これ最高だな! でも今まで話を聞いていると「海に入る」というオプションはないんですか。

サイトウ “JxJx” ジュン:
 入らなくてもイケるんですよ。まずはそれを味わってほしいです。海に入ると濡れたり砂がついたり体力を使うんですよね。海に入るんだったら2日目からがいいです。

スタッフ:
 ハワイに来ると「入らない海」というのを初体験できるんですよ。

宇野:
 実際、外国の人って子供以外はあまり海に入らない。みんなビーチが好きで、海自体が好きじゃないのかな。

サンキュータツオ:
 速水さんはまだ一回も行っていないですが、おすすめのハワイの場所はありますか。

速水:
 みんなが「行ってみたら思っていたよりもよかった」というのがイマイチ信用できないんですよね。観光ってそうなっちゃうじゃないですか。だいたいは行っていることに満足しちゃって、みんなが知っている絵を写真に撮る。

 観光が嫌いなので、そういう意味では自分の想像を超える体験をしたことがない。でもみなさんが超えるんだと言うなら行ってみたいです。

サンキュータツオ:
 ハワイデビュー初日の夜、何を食べたらいいですか。

サイトウ “JxJx” ジュン:
 ステーキですね。

宇野:
 僕はスナックが好きなんです。ABCストア【※】で売っている日本で買えないスナックを食ってます(笑)。

※ABCストア
ホノルル市に本拠を置くコンビニエンスストア・チェーン。

サイトウ “JxJx” ジュン:
 ステーキはハッピーアワーに行くのがおすすめです。だいたい16時、17時から19時くらい。そこにパッと行っちゃって、あとはABCストアとかでビールを買って、部屋に戻りベランダ(ラナイ)に出て、外の声や波の音を聞きながらビールを飲むんです。これで初日は終わりです。

一同:
 素晴らしい(笑)。

2日目の過ごし方――『天国のビーチ』…「海の色がコバルトブルーから緑へ」

サンキュータツオ:
 では2日目、どこに行きますか。

スタッフ:
 カイルア・ビレッジ。

画像は『カイルア・ビレッジ(カイルア・コナ)』ハワイ州観光局ホームページより。

サンキュータツオ:
 ワイキキとは違うんですね。

スタッフ:
 ワイキキから1時間ほど車で行くんですが、そこのビーチがものすごく綺麗。途中でカラパワイマーケットがあるんです。昔ながらのハワイのデリがあって、そこでサンドイッチを買うんです。そうすると茶色い紙袋に入れてくれる。

サンキュータツオ:
 アメリカっぽい!

スタッフ:
 それとコーラを買って、そのままビーチに行く。

サンキュータツオ:
 ワイキキビーチと何が違うの。

スタッフ:
 まず透明度が違う。白い砂浜で「天国のビーチ」と言われているベタなハワイを見ることができるんです。

サンキュータツオ:
 2日目はずっとここに滞在するの?

スタッフ:
 いや、3、4時間くらいじゃないですかね。その後はワイキキに一旦戻る。ホテルのプールでゆるく過ごしておいて「夜は何を食べようかな」と考え始める。

サンキュータツオ:
 ちなみにフラダンスとかないの?

スタッフ:
 ワイキキのビーチを歩いてると、そこらへんでショーやってるから。

サンキュータツオ:
 自分が泊まっているホテルのロビーとかでフラダンスショーとかやってないの?

スタッフ:
 値段によります。

サンキュータツオ:
 どういう夜を過ごしたらいいの?

スタッフ:
 特殊な料理と言うか、ハワイっていろいろな国の料理が楽しめるんです。

サンキュータツオ:
 たとえば?

スタッフ:
 個人的にベトナム料理がおすすめ。ベタなんですがマイラっていうカニカレーのお店がおいしいんです。ここはフランスパンにつけてカレーを食べるんです。

サンキュータツオ:
 何それ!?

スタッフ:
 激ウマなんです。

サイトウ “JxJx” ジュン:
 僕はカニが食べられないので行かないですが、超有名クラシック店ですよ。

スタッフ:
 ハワイでカニカレー食ってるっていうのが、地元っぽい気分を味わえます。

サンキュータツオ:
 この2日目のプラン、何点ですか?

サイトウ “JxJx” ジュン:
 カニ以外は100点です(笑)。僕の2日目もスタートは一緒です。朝のワイキキビーチって雰囲気が全然違うんです。ものすごい人がいたのが、全然人がいないんです。朝の空気を味わいたいやつしかいない。ベタだと思っていたところが、「こんなにいい空気になるんだ」ってなります。

 戻ってきて、朝ごはんですね。

サンキュータツオ:
 朝ごはんはホテル?

サイトウ “JxJx” ジュン:
 初めてなのでホテルにしましょうか。

サンキュータツオ:
 他に店は開いているんですか?

サイトウ “JxJx” ジュン:
 開いてますよ。「ハワイは朝」ですから。でも初回なのでホテルでおいしい朝ごはんを食べます。そしてレンタカーを借ります。東海岸に向かいます。だいたい車で3、40分くらいです。実は近道で山を突っ切るコースがあるんですが、これは駄目です。

サンキュータツオ:
 おっと?

サイトウ “JxJx” ジュン:
 これは帰り道です。まず行きは遠回りですが東の海岸沿いを走る。するととんでもない“本物の別荘”が見えてきます。

サンキュータツオ:
 日本の別荘とかとはレベルが違うんだ。

サイトウ “JxJx” ジュン:
 映画のセットみたいですよ。「外国に来たな」というのを感じながら東を走る。そのまま20分くらい走る。するといかに自分がパーティが苦手で、はしゃがないと思っていた人でも、これはマジで雄叫びが出ます(笑)。

一同:
 (笑)

サイトウ “JxJx” ジュン:
 まずはコバルトブルーの太平洋がドンと見える。そのまま崖沿いを走って山を越えた瞬間、海がバスクリンみたいな色に変わるんです。

画像は『イースト・オアフ』ハワイ州観光局ホームページより。

サンキュータツオ:
 青から緑に!

サイトウ “JxJx” ジュン:
 それでこの緑色の海は、ワイキキビーチの綺麗さを超えてくるんです。

サンキュータツオ:
 2日目で自己記録更新だ(笑)。きのうキャリアハイが出たと思ったらもう更新!

サイトウ “JxJx” ジュン:
 ワイマナロというエリアなのですが、ここは曙さんの出身地です。まずここに車を寄せます。海に出ます。砂浜を見ると真っ白なんです。ワイキキも白いなって思ったんですけど、それより全然違う。

サンキュータツオ:
 また自己記録更新(笑)。

サイトウ “JxJx” ジュン:
 要は水が綺麗で、海が白くて空の色が映っているから青くなっているんだという原理も瞬時に体感できる。

サンキュータツオ:
 即時に体で理解できるんだ。

サイトウ “JxJx” ジュン:
 それでそのまま北上してカイルアビーチに行く。綺麗なんですが、綺麗すぎて眩しいんです。あまり長時間いれないんですよ(笑)。

サンキュータツオ:
 器を試されるんだね。俺はこの景色に匹敵する男なのか? この景色を受け止められ続けられるのかと(笑)。それで昼食はどうしますか?

サイトウ “JxJx” ジュン:
 そこで買って食べてもいいし、それこそサンドイッチでも買って持っていってもいいし、ウアヒアイランドグリルっていうハワイアンスタイルのグリルのお店に行っていいですし。

画像はuahiislandgrill公式Instagramより。

サンキュータツオ:
 お肉食べられない人もいると思うんですよね。

サイトウ “JxJx” ジュン:
 ベジタリアン、ビーガンメニューも充実しています。

スタッフ:
 本場ですからね。

サンキュータツオ:
 お酒も売ってる?

サイトウ “JxJx” ジュン:
 お酒もありますが、ビーチでは禁止されているのでお酒は夜に。それで帰りは時間短縮で山を突っ切ります。トンネルがあるんですが、そこがなかなかすごい。

サンキュータツオ:
 箱根みたいな?

サイトウ “JxJx” ジュン:
 そうです。山なので雨が降るんです。それもものすごい雨。それをくらいながら頑張って運転して抜けると、もう一回晴れたワイキキの街が見える。

サンキュータツオ:
 ここできょう二回目の雄叫びですよ(笑)。

スタッフ:
 そうなると、必ず「ハワイって奥が深いな」って思うんですよ(笑)。女性誌が「わたしだけのハワイ」みたいな特集をやりつくしていて、2日目はその女性誌が発見した裏ハワイというベタを楽しんでほしい。

サンキュータツオ:
 2日目の夜はどうしたらいい?

サイトウ “JxJx” ジュン:
 もしかしたら金曜日の夜かもしれないですよね。そうすると花火があるんです。

画像は『ワイキキ名物ヒルトン金曜花火』ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ・ワイキキ・ビーチ・リゾート公式サイトより。

サンキュータツオ:
 花火!?

サイトウ “JxJx” ジュン:
 夜の20時くらいにやってる。

宇野:
 ホテルでやっているんだけど、あそこはハワイの一等地だからみんなが楽しめる。

サンキュータツオ:
 じゃあ、おこぼれを授かるんですね。

宇野:
 でもおこぼれにしてはすごすぎるんです(笑)。

サンキュータツオ:
 金曜日やばい(笑)。

宇野:
 だから僕はワイキキに戻ってプールでのんびりしてもいいし、もし頑張れるなら、もう一回車に乗って、近所のプレートランチというハワイのテイクアウトのお弁当があるんですが、それを買いに行く。そしてビールを買って部屋に戻り、ラナイで花火を見ながら飯とビールを楽しむ。

サンキュータツオ:
 たとえば奥さんと今のコースに行ったら「結婚してよかった」と必ず言ってもらえるコースですよね。きょう来てよかったと思えるコース。

スタッフ:
 旦那さんも「こいつと結婚してよかった」と思えるし。

サンキュータツオ:
 思うわ! さぁ、宇野さんは2日目どうしますか?

宇野:
 曜日によるんだけど、ファーマーズマーケットがあるんです。ベタだけど5ドルで食べられるものが全部うまい。そこの食べ物って基本は甘くて濃い。僕、子供舌なので濃いものが好きで、ガーリックシュリンプとかも味が濃くて全部うまい。

 あとドライブでテンションが上がるのが、ラジオでドレイクとかニッキー・ミナージュとかを聞くと、「俺が日本で聞いていたニッキー・ミナージュって何だったんだろう」って思う。自分が運転して聞くニッキー・ミナージュとかウィークエンドとかは「俺が好きなラップってこうやって聞くんだ」ってなる。

スタッフ:
 アメリカ人の脳で解釈できるようになるんだ(笑)。

宇野:
 だからリリックとかも全部わかったつもりになる(笑)。

サンキュータツオ:
 さぁ、唯一の文化系速水さんは2日目どこ行きますか。

速水:
 もうラッセン見に行くでいいんじゃないですか(笑)。わからないですよ(笑)。

サンキュータツオ:
 でもさすがの速水さんもこのプレゼンで行きたくなりますよね。

速水:
 めちゃめちゃ行きたいですよ。

サイトウ “JxJx” ジュン:
 速水さんならビンテージものがおすすめです。ワイキキのホテルってめちゃくちゃビンテージなんです。モンドエキゾチカ的なホンモノが目の前にいっぱいある。ちょっと裏に行くと古いアパートとかいい建物がいいっぱいあるんですよ。

速水:
 いい感じですね。

サンキュータツオ:
 僕の個人的な趣味で街のタイルが好き。タイルのいいところってありますか。

スタッフ:
 ハレクラニはいいよ。探すとミッドセンチュリー系の建物があるので、まさにタイル。

サイトウ “JxJx” ジュン:
 あとはちょっと変わってしまうかもしれないんですが、溶岩の石垣があるんです。それを建物のデザインに取り入れているものがある。めちゃくちゃカッコイイんですよ。

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