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「愛があったから作ってこれた」――『独りんぼエンヴィー』ボカロP koyoriらが初音ミク10周年の軌跡をたどる

「みくみくにしてあげる♪」「メルト」「ブラック★ロックシューター」……衝撃を受けた曲を語る

百花繚乱:
 みなさんの初音ミクの初めて聴いた曲をお聞きしたいのですが。

足太ぺんた:
 「みくみくにしてあげる♪」ですね。みんなが大好きな曲ですよね。

doriko:
 僕も「みくみくにしてあげる♪」ですね。ボーカロイド1を知っていたので、2の初音ミクの声を初めて聴いた時は衝撃でした。

百花繚乱:
 「みくみくにしてあげる♪」はクオリティが高くて、公式で出しているものだと思いましたからね。

koyori:
 僕もやっぱり「みくみくにしてあげる♪」ですね(笑)。

百花繚乱:
 3コンボきましたね(笑)。

動画はこちら『【初音ミク】みくみくにしてあげる♪【してやんよ】

koyori:
 ボーカロイドはこの曲で知ったんですけど、すーっと耳に入ってきて聴きやすかったし、曲にミクの声が合っていましたね。こういう文化があるんだっていう入り口がこの曲で、ここからどんどん他の曲を聴きました。派生動画の踊ってみたとかPV付けてみたとかで、ランキングがみくみく一色の時がありましたからね。

伊東歌詞太郎:
 僕は「メルト」です。ネットにはこんなにいい曲がたくさんあるんだと衝撃でしたね。

動画はこちら『初音ミク が オリジナル曲を歌ってくれたよ「メルト」

百花繚乱:
 「メルト」をきっかけにまた拡がりをみせましたもんね。メルトショックみたいな現象もあって。

koyori:
 「メルト」の次の「ブラック★ロックシューター」も衝撃でしたね。「メルト」はかわいいというかポップソングだったのが、初音ミクがかっこいいっていう印象が「ブラック★ロックシューター」で初めてついて、本当にかっこよくて素晴らしい疾走感があって、今でも聴きますね。

動画はこちら『初音ミクがオリジナルを歌ってくれたよ「ブラック★ロックシューター」

百花繚乱:
 初音ミクが歌っているけど「ブラック★ロックシューター」っていうものだよという独自の世界観を作っていく文化もそこからですよね。

「クリエイターに平等な世界」を象徴する海外での初音ミク人気

百花繚乱:
 歌詞さんは初音ミクをどういった存在で見てらっしゃいましたか?

伊東歌詞太郎:
 バンドを組んでいた時に、一生懸命曲を作っても全然広まらなくて。そんな時に初音ミクを知って、こんな世界があるのかと衝撃を受けました。能動的に音楽を探す人や、いい音楽をシェアしようとする人が集まっている場所で、良いものを作ったら制作者が評価される。「ここに音楽好きがいたんだ」という思いと、「なんて平等な世界なんだ」と感動しました。

百花繚乱:
 平等な世界って表現いいですね。

伊東歌詞太郎:
 本当にそうです。そこからボーカロイドの曲を聴き漁って感化され、歌い手を始めました。ボーカロイドっていうのは原曲者へのリスペクトを大切にしてる界隈で、曲を作った作者がいて、その人達がいないと出来上がらない文化だから、歌ってみたには、まず原曲者に感謝があるっていうのは僕も感じています。

 ボカロPを尊敬していたんですけど、僕も初音ミクで曲を作りたいと思って何曲か作ったのですが、やっぱり楽しさって違いますね。自分の作った曲を初音ミクが歌ってくれて、もしかしたら誰かにも歌ってもらえるかもという楽しさがあります。いい曲はみんなが歌ってもいい、という文化の中で、クリエイターにも平等な世界というのはなかなか無いのですごく嬉しかったです。

画像は、初音ミクキャラクターデザインを手掛けたKEI氏による、初音ミク10周年お祝いカウントダウンイラスト。画像は公式サイトより。

伊東歌詞太郎:
 僕はいろんな場所でライブをするのですが、初音ミクは世界で愛されているのを感じますね。それをもっとみんなに知ってほしいです。初音ミクが世界でこんなに愛されてるんだよ、というのを誇りに思ってほしい。僕自身も海外の人気にびっくりしました。いい作品を作ったら評価されるインターネットの世界があって本当に良かった。おかげで僕も生きていられるので。

目黒:
 ミクは、遠くは南米メキシコから中国やマレーシアなど世界中でライブをしているのですが、みなさんネットで日本語の曲を聴いて日本語で歌ってくれるんです。中には歌詞の意味も調べて、泣きながら歌ってる人もいたりして。

 インターネットや動画サイトで曲が届いて、ミクがその国の人に行って、会場でミクに会えて、その場にいられることに感動して、泣いている人がいるのは毎回衝撃を受けています。人ではない、初音ミクという存在に対して、それぞれいろんな思いがあるんだなというのを感じています。

百花繚乱:
 熱い思いをぶつけて下さった歌詞さんに拍手を贈りたいですね。

伊東歌詞太郎:
 ありがとうございます(笑)。もうとにかく愛されているんですよ。

熊谷:
 もともとはただのソフトウェアでしかないはずなんですけど、10年かけて盛り上がったのは作り手の方々のおかげですね。

doriko:
 さっき僕ら暇だから作ったとか言っちゃって……。

一同:
 (笑)

doriko:
 訂正します!僕らふたりとも愛があったから作れました。

koyori:
 そう!愛がないと作れないです(笑)。

百花繚乱:
 これ生放送なんですけどね(笑)!

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