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「約束の日が近づくと憂鬱になる」←この性質を克服する方法ってあるの?

 岡田斗司夫氏による毎週日曜日配信のニコニコ生放送『岡田斗司夫ゼミ』。

  7月30日放送分にて、視聴者から寄せられた「約束の日が近づくと憂鬱になるのですが、どうやってこの性質を克服または向き合っていけばいいのでしょうか」という悩みについて岡田氏が回答した。


視聴者からのメール:
 「最近ツイッターで話題になった内向的な人によくあるそうなんだけど、約束の日が近づくと憂鬱になる症候群というのをご存知でしょうか。予定の日が近づくにつれて段々嫌になる。何気ない時にも、無意識に気にかけてしまい、嫌すぎて理由をつけてドタキャンしたくなる。が当日になって遊んでみると普通に楽しいというものです。この性を克服したいと思っています。岡田さんは憂鬱になるタイプでしょうか。またどういうふうにしてこの性質を克服または向き合っていけばいいのでしょうか」

岡田:
 うーん、予定の日が近づくにつれてだんだん嫌になって、何気ない時にも無意識に気にかけてしまうというのはわかるんだけど、正直言ってだんだんわかりにくくなってるんだよ。

 というのは歳をとると治る病気というのか、癖なんだよね。だから誰かと約束して直前になったら気が重くなる、しんどくなる、約束した時はすごいワクワクしたのにとか、当日行ってみると普通に楽しいし、これ何なんだろう? というのは、歳をとるとわりと治っちゃうんだよね。

 歳をとったら不安になる感じが鈍感になってくるから。人生ってね、20%くらいの人にとって、10代とか20代前半が一番楽しいんだよ。これは本当。でもその20%くらいというのは、わりと人生勝ち組に見える人なんだよね。

 そういう人たちの人生の頂点って10代から20代前半くらいまでで、そういう人って大体30歳、40歳、50歳っていうメインの人生は楽しくなく生きてる。だけどこういうタイプの人はどちらかっていうと40歳超えてから人生が楽しくなってくる。

岡田:
 それで40歳、50歳を超えてから楽しくなっても、そんなにはしゃがないから、ほとんどの人はそれをわからないだけなんだ。2割くらいの人は10代、20代の頃が一番楽しくて、だからテレビドラマもそんなふうに作ってるじゃん。

 あの頃が一番輝いていたって言うんだけども、大体の人はあの頃が一番輝いていたっていうのは、自分の中でホルモンとかが、ぐあーっと出てきて苦しい事の方が多すぎて、感度が高すぎるから、例えば人を好きになる時にはものすごく好きなんだけども、落ち込む時には必要以上に、ぐあーっと落ち込んで、この落差が極端すぎて苦しい場合が多いんだよね。

 なんか激辛と激甘を両方頬張ってるようなもので、半分以上の人は実は人生は40歳を超えてからの方が楽しいと思うから、それまでは不安の方が大きい。だから結論です。早く歳をとれ。歳とったら楽しいぞ。こういう不安がなくなってきて、逆に言えば、昔なんで不安だったんだろうなと思えるようになってきて、今不安になっている若い奴を見ると、ふん、わかるわかる。ニヤニヤとなってくるから、わりと楽しいので、早く歳をとって下さい。

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