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「セックスをして良い女になろう」という物語ではない。今さら聞けない『SEX AND THE CITY』をわかりやすく解説

 アメリカ・ニューヨークを舞台に、世の女性を夢中にさせた海外ドラマ『SEX AND THE CITY(以下、SATC)』について落語家の立川吉笑さん、タレントの池田裕子さん、放送作家の平口雅世さんが語ります。

 「実はドラマを見る前はアンチだった」と語る池田さん。その評価がドラマを見た後では180度変わるような『SATC』の魅力とは何なのでしょうか。

画像は、Amazonより。

自分らしくありながら運命の人は見つかるのか

左から池田裕子さん、平口雅世さん、立川吉笑さん。

立川:
 このドラマ、めっちゃエロいですね。「キャリアウーマンが頑張っている」みたいなドラマかなって思って見たら、毎回……。

平口:
 タイトル自体がね(笑)。確かに、このタイトルから入ると、4人の女が好き勝手セックスしたり、男と付き合ったりしておしゃべりする、みたいな話って思いますよね。(舞台が)ニューヨークでオシャレな感じなんだけど、4人ともそれなりに仕事をしていて、ちゃんと自立をしている、普通の女性なんですよ。

池田:
 実はドラマを見てないのに、勝手にアンチでした。今回は、ファーストシーズンの6話までと、劇場版を見ました。

立川:
 共感できた?

池田:
 共感は1ミリもなかったですね(笑)。ただ、なんでアンチだったかと言うと、全然情報がない時にある女性タレントさんが「日本の女の子はセックスしないからダメ。あんたたち、とにかく『SATC』を見なさいよ。セックスをしたら良い恋愛が出来るようになる」みたいな事を言っていて、このババアは何を言ってるんだよ! って思って(笑)。

平口:
 それ、逆なんですよ。『SATC』は「セックスをして、良い女になろう」という物語じゃない。自分に素直に生きていこうと思っている女性達の友情物語。奔放そうに見えるけど、実は運命の人を探し求めているピュアな女性なんですよ。

池田:
 聞いてた情報と違うと思いました。30過ぎた未婚の女たちが、バカ騒ぎして、たくさんセックスして、「ハッピーに暮らしてます、イエーイ」みたいな明るいハイテンションのドラマだっていう情報を信じていたんです。だからドラマを見たら思ったより落ち着いていて、本当に普通の恋愛をしていたんです。どちらかと言うと、劇場版が自分の思っていたイメージに近かったです。

平口:
 みんな集まってワイワイやってね。誰もが一度は疑問に思うような事を毎回テーマにしているんですよね。

池田:
 劇中の恋愛模様は、結構周りで見る恋愛模様とそんなに離れてないですね。

平口:
 女が4人いて、それぞれ相手がいるから、毎回毎回、面白い人が出てくるんですよ。テーマごとに「確かにそうだよね」って女性が思う事をテーマにしているから、男性は「そんな事ってあるの!?」って疑問に感じるかも。

立川:
 浮世離れしている感じがしますね。

池田:
 女子会の恋バナをめちゃくちゃ凝縮したら、あんな感じになるっていう感じですよね。

女子会・ゲイ友……“意識が高いオシャレ女子”を生み出したドラマ

画像は、IMDbより。

池田:
 すごいオシャレなドラマだって聞いてたんですけど、ファーストシーズンを見ていて「どの辺が?」って思ったんです。

平口:
 (オシャレ要素が増えてくるのは)セカンドシーズンからだね。

立川:
 女性がドラマを見て、自分もドラマの中のキャラクターのようになりたいって思ったんですかね。

平口:
 ファッションに関しては、専属スタイリストが付いていてオシャレなんだけど、実を言うとちょっと真似はできない(笑)。その服じゃ街歩けないよねっていうドレスが結構あったり。

スタッフ:
 設定がファンタジーだよね。

平口:
 『SATC』から生まれたファッションや流行っていうのは、マノロ・ブラニクやジミーチュウの靴が流行った。コスモポリタンっていうピンク色のカクテルも凄く飲まれましたしね。マグノリアベーカリーのカップケーキやクリスピー・クリーム・ドーナツとかね。

スタッフ:
 日曜の朝に集まるっていうブランチの習慣も『SATC』だよね。

平口:
 それこそ女子会は『SATC』が発祥。あと、ゲイ友ね(笑)。

立川:
 ニューヨークでそういうのが流行っているから、ドラマに取り入れるんですか。それとも、ドラマからなんですか。

平口:
 ドラマがニューヨークで流行りだして、日本でも女子会をやるようになったんだけど、狙って流行らそうと思ってやったわけじゃないと思う。

スタッフ:
 脚本家が凄いですよね。全員、女性ライターなんですよ。その人たちが会議に「友達がこういう経験をした」っていう、身の回りの話を持ち寄って来るんです。「それ面白い!」って、そこから台本になる。だから、お店とかも「今、女の子の間で流行っているらしい」っていうのから、「じゃ設定に使おう」ってなったらしい。

平口:
 ドラマに出て来るお店ってほぼ実在だから、劇中に使われて流行ったっていうのもあった。

立川:
 じゃ、めっちゃ高級なクラブやレストランとかも?

平口:
 そうそう。今はなくなっちゃった所もあるんですけどね。ロケ地ツアーっていうのは未だにありますよ。結構まだ参加者いるんですよ。

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