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個人として唯一戦史に刻まれた男“不死身の分隊長”舩坂弘――日本軍1400人VS米軍2万2000の圧倒的不利な状況で戦い抜いた豪傑伝説を解説

伝説とも言われる舩坂弘の壮絶な戦いとは?

ユスタ:
 敵の奇襲に舩坂はすぐに擲弾筒で応戦。人が吹き飛ぶのが見える程の最前線で戦い、アメリカ軍数十人を吹き飛ばし、第一波目を撃退させるも、すぐに大量の戦車が襲い掛かってきた。

 その破壊力は凄まじく洞窟陣地まで後退し、ゲリラ戦でアメリカ軍に対抗。当然敵の集中砲火を浴び、舩坂は多くの傷を残したわ。最初に敵の至近弾が炸裂し、左足の太腿が抉れ、それでも戦い続ければ今度は迫撃の破片が左腕数か所に穴をあける

 片手、片足がやられ擲弾筒が撃てなくなれば、唯一使える右手で直接砲弾を投げ戦うも重い砲弾のせいで今度は右腕まで捻挫

ベルサ:
 ボロボロじゃないですかー!

ユスタ:
 激痛でもはや歩く事すら出来ない状態にも関わらず、負傷した部下を担ぎ洞窟陣地まで這って帰還していたわ。

ベルサ:
 どんだけタフなのさ!

ユスタ:
 更に帰還の途中で敵兵3人を見つけると、ケガの治療もせずに戦闘開始。一人を射殺すると、銃剣を持って叫びながら突進しもう一人を刺し、残った一人が銃底で舩坂の頭を殴打するも気を失う前にとっさに銃剣を投げ倒しているわ。

ベルサ:
 不死身かよ!

ユスタ:
 しかし舩坂の負傷はひどく、軍医が足のケガを見た時には何も言わず自決用の手榴弾を手渡されるほどだったわ。

ベルサ:
 見捨てられてるじゃん!

ユスタ:
 いえ、軍医も当然助けようとしたのだけど、連日の砲撃で日本の医療施設や貯蔵庫は全て破壊されており、助けようにも治療器具はおろか布の一切れも無かったの。

ベルサ:
 そんなに物が無かったの!?

ユスタ:
 舩坂のいた洞窟では多くの負傷者が水を求めながら死に、蝙蝠やムカデを見つければ数十人で分けて食べ、中にはもう助からないからと腕を切り落とし、自分の血液を仲間に渡し死んでいく者までいたわ。

ベルサ:
 まさに地獄絵図……。

ユスタ:
 舩坂はそんな死にゆく仲間にせめて水だけでも飲まそうと、重症の身体で単身水を汲みに行くのだけど、海の近くで敵に発見され集中砲火を浴び、その一発が舩坂の腹部を貫通してしまうの。

 戦場において腹部への銃創は死を意味していたわ。なんとか敵から隠れる事が出来たものの生き地獄のような耐え難い激痛が襲ってくる。もはやここが限界だった。

 舩坂は自決を決意し、軍医に渡された手榴弾を手にすると、心の中で家族に最後の言葉を残し、手榴弾の信管を叩き胸に抱いた。数秒後にこの地獄から解放される。舩坂の戦いはここで終わるはずだった

ベルサ:
 ん?

ユスタ:
 それは粗悪品だったのか、運命のいたずらなのか。舩坂の持つ手榴弾は爆発しなかった

ベルサ:
 ええ!

ユスタ:
 彼は死ねない事に絶望するのだけど、同時にこう考えたわ。「自分にはまだ死ぬ条件が揃っていない」「ならば最期に一矢報いて死のう」と。

 そして彼はアメリカに一撃を与えるためある計画を立てたわ。

ベルサ:
 どんな計画?

ユスタ:
 司令部への自爆攻撃よ。舩坂は手榴弾を6つ体に括り付けると、もはや立つ事も出来ない身体で這いながら司令部を目指したわ。

ベルサ:
 もう十分戦ったよ!

ユスタ:
 飲まず食わずでその体を引きずりながら進み崖を這い、岩礁で傷を負いながら前哨基地を抜け、ついに4日目司令部から20mの位置にたどり着いた。既に意識は朦朧で両目はほとんど見えなくなっていた

ベルサ:
 なんという執念。

ユスタ:
 そして最後の気力を振り絞って走り出すも、そのスピードはもはや歩くより遅く、すぐに敵に発見され銃撃が飛んできたわ。それでも足を止めずに走り続けた。

 司令部は目前、後は手榴弾を起爆させるだけ。しかし、敵の方が早かった。アメリカ兵の放った銃弾の一発が舩坂の首に命中してしまう。彼は手榴弾を握りしめたままその場に崩れ落ちた。

ベルサ:
 終わった……。

ユスタ:
 アメリカの軍医は舩坂を病院に搬送すると兵士たちに「これが腹切りだ、日本の侍だけが出来る勇敢な死に方だ」「日本人はみな最後は狂人となって我々を殺しに来る」と語っていたそうよ。

ベルサ:
 まさに壮絶な終わりだね。

ユスタ:
 そう、首の銃撃は致命傷だった。しかし三日後に病院で蘇生したわ

ベルサ:
 ええええええええ! 不死身じゃないですか!

ユスタ:
 目を覚ました舩坂は、敵に情けを掛けられたと怒り、病院の器具を破壊し、尋問でも偽情報を伝えたり、捕虜になっても飛行場を爆破しようと計画していたわ。

ベルサ:
 どこまで戦うのさ!

 どれだけ負傷しても生きて戦い続けた、不死身の分隊長・舩坂弘。コメント欄では、「人型最終決戦兵器」「壮絶すぎて言葉にならない」「チートすぎる」「事象すら死ぬことを許さないとかリアル異能生存体だコレ!」「ほんと訳が分からない、小説の登場人物って言われたほうが説得力ある」といったコメントが寄せられました。

舩坂弘の戦いの終わりは?

ユスタ:
 しかしそんな舩坂の戦いを終わらせた人物がいたわ。

 それがクレンショーという軍医だったわ。クレンショーは自分を犠牲にしても戦い続ける舩坂に「貴方がいなくなれば誰が日本の復興をするのか?」「生きて日本を再建してください」と説得。

ベルサ:
 か……漢や……。

ユスタ:
 この言葉を舩坂は受け入れ、こうして壮絶な戦いは終わりを迎えたの。終戦後は戦争の体験を本にして出版し、そのお金でアンガウル、ペリリュー、グアム等、日本の激戦地に慰霊碑を立て、生涯、各島で戦死した兵士の遺骨を拾い続け、2006年、85才で戦い続けた人生に幕を下ろした。

 戦争を戦い抜き、戦死した仲間を思い続けた彼は亡くなる前にこう残しているわ。

 「まだ島には数多くの遺骨が眠っている。私はそれを収骨しなければ、私はまだ……死ねない

ベルサ:
 本当に壮絶な人だったね。

ユスタ:
 ただ活躍しただけでは無い。多くの苦しみや悲しみを負っているの。そうした所も知る必要だってあるのよ。

 アメリカ軍医に「生きて日本を再建してください」と言われ、舩坂弘の壮絶な戦いは終わりました。終戦後は日本の激戦地に慰霊碑を立て、生涯、各島で戦死した兵士の遺骨を拾い続け、2006年に亡くなる前に「収骨が終わるまでまだ死ねない」と人生の最後まで戦い続けました。コメント欄では、「まさに英霊」「大往生じゃねえか」「素晴らしい生き様でした・・・あとはごゆるりとお過ごしください」「かっけー」といったコメントが寄せられました。

 「生きている英霊」舩坂弘の戦いの歴史をノーカットで楽しみたい方はぜひ動画を視聴してみてください。

▼動画はこちらから視聴できます▼

【ゆっくり解説】世界の奇人・変人・偉人紹介【舩坂弘】

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