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エヴァ・CCさくら・To Heart…平成前半を象徴する名作アニメを一気に復習! みんながアニオタになったきっかけはどのアニメ?

アニメがアニメファンに向けて作られはじめた1997年

おたささ:
 『ドクタースランプ』の新しい方がここなんですね。『学級王ヤマザキ』がおはスタ枠【※】ですね。ということは、この時点でおはスタがやっている感じなんですね。

※おはスタ枠
『おはスタ』。テレビ東京系列6局と近畿の独立放送局3局で放送されている平日早朝の子供向けバラエティ番組。1997年10月1日放送開始。

一同:
 (笑)

おたささ:
 いろんな枠がそれぞれの枠に適したアニメが入るようになってきている感じがあるね。確かに。

スタッフ:
 『超機動放送アニゲマスター』【※】は、何年でしったっけ?

※『超機動放送アニゲマスター』
1997年10月12日から2004年3月27日まで文化放送で放送されていたアニラジ番組。おたっきぃ佐々木氏がパーソナリティーを務めていた。

おたささ:
 たぶんこの辺りで始まったと思うんで、そう考えると、番組やっていた都合上主題歌知っているのが増えてきますね。

スタッフ:
 そうか。流すんですね?

おたささ:
 『星方武侠アウトロースター』とか主題歌好きだったな。『セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん』3ヶ月だけど、全48話。一本3話ぐらいやるという計算なんだと思いますね。

『セクシーコマンド外伝 すごいよ!!マサルさん』。
1998年1月5日~4月2日
大地丙太郎監督
(画像はAmazonより)

 『ふしぎ魔法ファンファンファーマシィー』『ヘリタコぷーちゃん』『こっちむいて!みい子』は、アニメ週刊DX!みいファぷー【※】の枠ですね。5分、10分、15分という枠で、30分の枠を分けて3本のアニメをやるというわりとチャレンジャーな形だったんですけど。この辺りからアニメファン向けという作品がだんだん増えていきますね。98年はすごいっすよ。

※アニメ週刊DX!みいファぷー
1998年2月14日から1999年2月6日までテレビ朝日系列フルネット局が編成していたアニメコンプレックス枠。

天海:
 一気に増えましたね。

おたささ:
 3ヶ月で倍ぐらいあるけど、『ビーストウォーズII 超生命体トランスフォーマー』。これも見た方がいいアニメですよ。いろんな意味で見た方がいい。

 『TRIGUN』『ロードス島戦記-英雄騎士伝-』『LEGEND OF BASARA』『カウボーイビバップ』。『ロスト・ユニバース』これもいろんな意味で見た方がいいですよ。

 そして、来ましたよ。『カードキャプターさくら』第一期。やっぱり本当にここからですよ。この頃に人生を狂わすアニメがたくさんあるような気がしますよ

『カードキャプターさくら』
1998年4月7日~1999年6月22日
浅香守生監督
(画像はAmazonより)

天海:
 『遊☆戯☆王』とかも、この辺りから始まっているんですね。

おたささ:
 そうですね。たぶん最初のやつですよね。それから『センチメンタルジャーニー』。あとは、『プリンセスナイン 如月女子高野球部』『ヴァイスクロイツ』『頭文字D』。

スタッフ:
 ユーロビートが流行ったんですよね。

新しいメディアとして、WOWOW枠が始まった

おたささ:
 WOWOWって枠が結構あるでしょ。

天海:
 WOWOWって、こんな前からあったんですか?

おたささ:
 そうなんですよ。もうちょっと前から少しあるんですけど、WOWOWのアニメ枠というのが、この頃始まるんですよ。でも、みんなまだ加入してないような時代だから、入ってるやつに借りたりして(笑)。ノンスクランブル帯放送という言葉が懐かしい。

天海:
 WOWOWのCMやっているじゃないですか。だから、最近なのかなと。そんな20年前からあるんですね。

おたささ:
 たぶんこのあと、ニコニコで放送するアニメとかが出てきたりするじゃないですか。そういうところで、新しいメディアにわりと貪欲に突っ込んでいくんだなというところが。アニメを新規を開拓しようとする新しいメディアが始まる時期なのかなと。

 例えば、有料放送見放題とかあるじゃないですか。それだと昔のドラマとかよりもやっぱりアニメがメインに宣伝されることが多いじゃないですか? その辺りの始まりは、このWOWOW枠とかなんだろうなと思ったり。

 『SHADOW SKILL -影技-』ありましたね。『serial experiments lain』これも見た方がいいアニメです。たまに見た方がいいアニメ出るね。あとは、『彼氏彼女の事情』!

『彼氏彼女の事情』
1998年10月2日~1999年3月26日
庵野秀明・佐藤裕紀監督
(画像は彼氏彼女の事情 Blu-rayBOXAmazonより)

おたささ:
 98年。『聖ルミナス女学院』やっていたな。俺、ラジオ番組のディレクターやっていました。

スタッフ:
 これも1クールなんですね。

おたささ:
 この辺りから、1クールアニメがだんだん増えてくると思いますよ。『スーパードール★リカちゃん』ありましたね。『MASTERキートン』『LET’S ぬぷぬぷっ』『EAT-MAN’98』。『花さか天使テンテンくん』これの主題歌は、カラオケで女の子がいる時には歌わない方がいいと思います。

天海:
 そうなんですか?

スタッフ:
 これ、本当にひどい歌なんです。

おたささ:
 ある意味、最高なんですけど。全員男子だったら、サビを全員で大合唱して、小学校気分に戻ってほしいみたいな感じですけど。

天海:
 なるほど。

おたささ:
 『星界の紋章』これもWOWOW枠ですね。『星界の紋章』は、小説の方が人気が高くて、アニメ化されてもしっかりとした重いつくりで、地上波のアニメとは趣が違うんですよね。この少し前ぐらいにOVA【※】というのが流行った時期があって、ある意味OVAのクオリティをWOWOWでやっていたという感じがしました。

※OVA
オリジナル・ビデオ・アニメーション。 VHS、レーザーディスク、DVD、Blu-ray Discでの発売またはレンタルを主たる販路として作られる商業アニメ作品。

『星界の紋章』
1999年1月2日~3月27日
長岡康史監督
(画像はAmazonより)

おたささ:
 WOWOWはCMもないし、テンポよく見れる。

天海:
 夢のようですね(笑)。

おたささ:
 『おジャ魔女どれみ』が、ここですね。『神風怪盗ジャンヌ』。そして、『デジモンアドベンチャー』。そうか、この頃か……。

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