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「シリコンバレーは中国人とインド人で回ってる」米国IT企業がトランプの移民入国規制に反発する理由

 トランプ大統領が中東など7か国からの入国を一時停止する大統領令を発令した事について、外国人や移民を多数採用しているアメリカのIT企業から反発が相次いでいる。

 2月6日放送の『ニコ論弾時評』では、「移民を停止云々言われたら、会社として機能しなくなる」と小飼弾氏山路達也氏がIT企業と移民の関係について言及した。


移民とIT企業

山路:
 アップルみたいな、反発するIT企業の優秀な開発者というか研究者というのは、移民の人多いですよね。

小飼:
 とても多いというか、シリコンバレーは中国人とインド人で回っています。

山路:
 そんなレベル。元からの白人のアメリカ人ではなく。

小飼:
 まず、今のMicrosoft のCEOは。

山路:
 ナディラ。

小飼:
 ナディラさんは、インド生まれですよね。

山路:
 AdobeのCEOもそうですよね。

小飼:
 で、Googleのピチャイさんもインド人ですよね。NVIDIAの創業者は台湾人。

山路:
 移民を停止云々言われたら、会社として全然機能しなくなる。

小飼:
 そういうことです。ただし、彼らの言ってることにも裏があります。なぜ移民が欲しいかというと。世界中の“優秀な”人が欲しいと。

山路:
 安い労働力に来てもらいたいわけじゃないと。

小飼:
 いや、別の言い方をすると。彼らは彼らで選り好みしているんですよ。人種差別ではないです。もはや、人種差別というのはない一方で、やはり、テック企業を見てみると。アメリカ生まれのアフリカ系黒人は少ない。で、女性も他の業界に比べると多いとはとても言えない。別に差別しているわけではないんです。一番できそうなエンジニアを集めたらそういうふうになってしまったというね。

山路:
 彼らは、彼らなりのエゴで動いているというわけですね。

肌の色より“優秀な能力を持っているかどうか”が重要

小飼:
 もはや人種差別というのは少なくとも、テクノロジーの世界にはないかもしれないけれども、その代わり能力でガツンと差別をしているわけですよね。

山路:
 コメントの中に「会社>国家これが怖い」会社が国家より力を持つということは、怖いということなんですか? 

小飼:
 会社が世界を支配しているっていうのは、一面の事実ではありますし、例えば僕もAppleIDやGMailのアドレスがなくなったらとても困りますね。

山路:
 非常に困りますね。

小飼:
 住民票というより、パスポートをなくすよりも困る……。だって、パスポートは国境を超えるときにしか使わないけれども、アカウントは毎日使うでしょ? その一方で、例えばGoogleやAppleがユーザーの福祉まで、面倒を見てくれるかって言ったら……。

山路:
 まさに「企業>国家の怖さは国民というだけでは護ってもらえないから」という。

小飼:
 そうそう。こういうのもなんですけれど、お金のかかる一方のものというのは、各国政府がやってくださいとか。

山路:
 自分たちは優秀な人たちだけを雇って。

小飼:
 そう。お金を払ってくれる人たちだけを還元します。というのもそこも嘘偽らざる事実なわけですよね。

山路:
 そういうふうに、福祉みたいなものは国家でお願いしますという。

小飼:
 これだと、いい生まれだと思っていた人たちというのは、確かに面白くないですよね。

山路:
 これは、今言及しているのは、それこそトランプを支持している白人の人みたいな意味で使われている?

小飼:
 そういうことです。

山路:
 結局企業にとっては、プログラミングができるだとか、今どきの社会に適合した優秀な能力を持っている人の方が、重要なわけですよね。

小飼:
 はい。そういう人たちを世界中から取りたいと言っている一方で、逆に取られた国からしたら、これは頭脳流出意外の何者でもないですよね。なんでうちの金で育てた逸材を貢がなきゃいけない? という。でも、それだったらもっと給料出せボケで、資本主義の国というのは、そこで話がおしまいになるので、楽だなと。

山路:
 楽だなって(笑)。

小飼:
 だから、給料出さないお前が悪いと。それで終わっちゃうわけですよ。

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