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ミライアカリを手がけた株式会社DUO塚本氏、起業からVTuber事業に携わるまでを振り返る「VTuberは時代を変える可能性がある」

きっかけはVTuber界の親分こと“キズナアイ”

塚本:
 YouTubeがめちゃくちゃ好きで、何が流行っているのかなってトレンドをチェックしていたら、たまたまキャラクターがYouTuberをやっていて、「なんだ!?」って思いました。

土屋:
 見て楽しいと思うだけなら普通ですよ。それを起業しようっていうふうに会社にすぐに言うわけですよ。社内の反応はどうだったんですか?

塚本:
 最初言った時は理解してくれないメンバーもいたんですけど、(アプリ開発と)両方やっていこうと。会社に若いメンバーが多く、YouTubeが好きな子も多いので、「(VTuberは)新しいし、時代を変える可能性がある」っていう話で。

西川:
 おもしろいっていうか、今思うと、こんだけアイドルとかにしても純潔を求められて、何が起こるかわからないし、女の子だと活動できる期間も短いし、いつ「あっ私、彼氏できたんでこの仕事やめます」っていうかわからないし。

土屋:
 会社の人がすごく興味を持ったんですけど、全員がVTuberについて知識がないから、社長が命令したのはこちらです。

 「とりあえず東京に行け!」と。

塚本:
 命令とかではないんですけど(笑)。元々僕らは大学が名古屋で、会社も名古屋で始めて、もちろんメンバーも名古屋にしかいなくて。でもこういう技術とか、新しい知見は東京にしかないなって思って、会社のメンバー1人に「頼む、東京に行ってくれ」という話で東京に行ってもらいました。

星田:
 技術のことで情報が集まっているのが東京やと。

土屋:
 東京に行って何をするかというとこちらです。

 「とにかく協力者を募る」ということです。

塚本:
 名古屋大学に通っている2留していた同級生に「東京行ってくれ」ってお願いして。

土屋:
 大変だったんじゃない?

塚本:
 彼は大変だったと思います。

ミクロマンサンライズ!!!:
 彼は東京でどうしたんですか?

塚本:
 彼も僕と同じタイプで(技術的に)何かできるタイプではなくて、東京に行った彼にお願いしたのが、イラストを描ける人とか、プログラミングができる人とか、キャラクターをデザインできる人を探してくれと。そしてメンバーが集まったら、結局東京に事務所を置くことになりました。

土屋:
 当たって砕けろの精神で色んなとこに行くわけですけど、やっぱりビジュアルは大事ですよ。ミライアカリさんの公式イラストを担当してくれることになったのがこの方、初音ミクをデザインしたKEIさん。

西川:
 よくここにたどり着いたね。

塚本:
 僕は後付けでなぜKEIさんをイラストレーターに選んだかというと、「初音ミクのイノベーションみたいなものを10年ぶりにもう一回起こしたかったから」と言っているのですが、(実際は)同級生の彼がKEIさんを見つけてきたので、なぜKEIさんを選んだのかはわからないです。

土屋:
 それでミライアカリさんが生まれたわけなんですけど、最初から人気は出たんですか?

ミライアカリさん。

塚本:
 初めて世の中に出したときは、VTuber市場自体が温まっていなくて、動画を見る人もいなく、いきなり人気が出たわけではありませんでした。

土屋:
 どうしたら人気が出たんですか?

星田:
 ちょっと色気を出したとか、きっかけみたいな?

塚本:
 今回に関しては、僕らが何かを頑張ってというわけではなくて、(VTuberの)マーケットが勝手に底上げされたという感じで、新しいキャラクターが出てきたりとか、ニコニコ動画でブワってなったりとかっていうのが積み重なって、僕らにもいい感じに飛び火が来たっていう。

ミライアカリの魅力とは?

土屋:
 サポートする立場から見たミライアカリさんの特徴はどういうところなんですか?

塚本:
 とにかくおもしろい、芸人に近いと思います。

西川:
 あの見た目で、そういうことができるというね。

天木:
 かわいくておもしろくて巨乳だったら最高ですよね。

土屋:
 みんなの望む理想のものになれるのが、VTuberということなんですけども。

西川:
 色んなアイデアもあって楽しいこととか色んなことができたりそかそういう能力があるんだけど、見た目で「あんまり私なんて」と思っている人とかは、VTuberみたいな「ガワの部分は心配すんなよ」って担保されればいいよね。

ミライアカリさん登場!

土屋:
 なんときょうはミライアカリさんに生登場していただきます。どうぞ!

西川:
 何このFC2感(笑)。今から始まるの? 50分まで無料(笑)?

天木:
 めっちゃかわいい! 

ミライアカリ:
 みなさん、こんばんは!

一同:
 こんばんは!

ミライアカリ:
 ハロー、ミライアカリだよ! ピロリン! というわけで、「西川学園高等学校、略してN高」に来たで~!

西川:
 すごい!

土屋:
 みなさん、ミライアカリさんに知りたいことを何でも質問してくださいよ。何でも答えてくれるんですよね。

ミライアカリ:
 うん! アカリって呼んで。

星田:
 ちょっと照れてはる。色っぽいな。彼氏とかはいるんですか?

ミライアカリ:
 いないよ。

星田:
 作ったらダメなんですか。

ミライアカリ:
 うーん、でもなんか、まだあんまり興味ないの。

ミクロマンサンライズ!!!:
 すげえ!

西川:
 今の返しいいと思う。こういうところで「いえ、私ずっとアニメが好きだから、そこに……」って言うたら、「嘘やろそれ」って思ってまうやん。

ミライアカリ:
 あるよね、そういうのね。

西川:
  あるよね。

ミライアカリ:
 でも男の子を好きになる時は絶対に来ると思うよ。生きてるから!

ミライアカリさんのリクエストで、西川さんと一緒に『HOT LIMIT』を歌う一幕も

土屋:
 普段はどういう動画をあげているんですか?

ミライアカリ:
 普段はゲーム実況とか、しょうもないことをあげている(笑)。でも最近、生放送が多かったりもするかな。

西川:
 なるほど。こういうやりとりができるのは楽しいね。

ミライアカリ:
  ありがとう! 貴教にそう言ってもらえるの、嬉しい。

西川:
 いやいや、嬉しいよ俺だって。

土屋:
 なんか生身の女性に話しかけるより、こっちのほうが話しかけやすいよね。女性の天木さんから見て、こういう女性像はどうなんですか?

天木:
 ふいに照れたりとか。

西川:
 そう、自然よね。

天木:
 全部がかわいく映っていておもしろいし、完璧。性格が本当に同性にも愛されるキャラクター。

西川:
 やりすぎると課金が……(笑)。

一同:
 (笑)

土屋:
 これくらい可能性があるVTuber、きょう見て「俺もやりたい」「私もやりたい」という人もいるかもしれませんね。

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