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あなたにとって「VTuber」はどんな存在? 恋人、友達etc..バーチャルとリアルの間に芽生える”特別な感情”を漫画家が解説

 5月30日放送の「山田玲司のヤングサンデー」生放送にて、漫画家・山田玲司氏が、テレビ番組に出演したバーチャルYouTuber『キズナアイ』について言及。

 インターネット動画サイト「YouTube」にて活躍する彼女が出演したテレビ番組を見た山田氏は、「バーチャルYouTuberは恋人の代わりのようなもの」と考察し、奥野晴信氏久世孝臣氏とともに、バーチャルYouTuberの現在について語りました。

画像は『キズナアイのBEATスクランブル』より

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「バーチャルYouTuber」がネットを飛び出しテレビに出演

左から山田玲司氏、共演者のしみちゃん氏、久世孝臣氏奥野晴信氏

山田:
 バーチャルYouTuberの流行が去年の秋ぐらいからはじまっているじゃないですか。そして今、いよいよ本格的に、大々的なものが始動している。

 現状、一番人気のキズナアイというキャラクターが、なんと地上波に登場するという。

奥野:
 地上波?

山田:
 地上波。それもCMとかじゃなく、テレビの冠番組です。キズナアイの番組が、地上波で始まっている。

 そういった「バーチャルYouTuber」なるものが、今のアイドルの先端なんだったら、今に至るまでの系譜をいろいろな角度から見ていこうかなと。

奥野:
 クロニクルを、ということですか? キズナアイに至るまでの。

山田:
 そうです。俺もいろいろなバーチャルYouTuberを見ていくうちに、だんだんいろいろなことを感じるようになってきて。

 各バーチャルアイドルって、言ってみればリアルタイムで動くアニメキャラって思えばいいんですよね。で、のじゃロリおじさんは、その中にいるおじさんが、おじさん声のまんま、萌えキャラが動いていると。しかもその人はコンビニ店員だった。けど、お金がないからレンダリングとか変だったんですよ。だから、袖とかが、ちゃんと動かなかったりとか、固いまんまだったりとかして。自分で「作画崩壊じゃ」とか言っていた。

 去年の秋までそんな状態で。でも、そこから企業がわっと入ってきて、動き始めた。その中で、一番お金をかけているのがキズナアイさんで、というのが現在なんだけど。

キズナアイが『みなしごハッチ』を実況

山田:
 一番びっくりしたのが、キズナアイさんが『みなしごハッチ』の実況をしていたこと。

奥野:
 みなしごハッチ? アニメの?

山田:
 そう。大昔のアニメを、キズナアイさんが実況するという番組をやっていた。これが、地上波でやっていたという。

奥野:
 へぇ。

山田:
 画面的には、左にキズナアイさんいるんですよ。で、右がハッチ。なんていうのかな、日本の文化史みたいな(笑)。

奥野:
 確かに。

山田:
 これだけで、すごい画力というか。で、ハッチが始まるや否や、キズナさんも歌い、踊り出すという。

 キズナさんはハッチを知らないんです。「ハッチ足長ーい」とかいきなり言う。

奥野:
 ああ。

山田:
 そこから、延々とハッチにツッコミを入れるという。ハッチといえば、孤児の悲惨な悲しいお話なんですけど、これを「古いアニメだ」「面白いよね」「こんなんなくない? キャハハッ」っていう。いわば冒涜です。タツノコプロ冒涜祭。

久世:
 タツノコ殺し。

山田:
 そんな放送をやっている。それで、「うわー、これどういうふうに処理するのかな」と思って。で、ハッチがお話の中で、「悲しみよさよなら」っていうんだよ。で、キズナさんは「これはフランソワーズ・サガンの『悲しみよこんにちは』のオマージュですね」とか言うわけ。

奥野:
 それは知っているんだ。

山田:
 こういうのを頭いい感じでやっているわけで。

奥野:
 腹立つな。

山田:
 けど、ここで腹立つ人はキズナアイワールドについていけないですから。

 それで、ハッチが朝、花から「ふわー、おはよう」と出てくるシーンでは、キズナさんが「おはよー!」って言うわけです。

久世:
 かわいいかわいい。

山田:
 で、ハッチのアニメそのものが良い話なわけで、そのパワーがすごすぎて、キズナさんがひたすら邪魔になってくるんですよ。

奥野:
 なるほどね。悪いタイプの実況ということですね?

山田:
 そうなんですよ。悪いタイプっていうと、また炎上案件なんだけど。「これが見たい」という人がいる。キズナアイが、アニメに対して延々とツッコむ、というくだりが最後まで続きます。

一同:
 (笑)

山田:
 家族のあたたかなシーンとかを見て「私も家族が欲しい」とか言って。そこで、ふっと「この人もみなしごだ」とか思ったり。

 「あたしもお母さん欲しい」「あたしのお母さんってなんだっけ」と。

奥野:
 怖い怖い。

山田:
 怖いでしょ? だからこれは「キズナアイもハッチだった」という話で終わっている。

奥野:
 仲間に恵まれた、人工的に作られたデータのみなしごだと。

山田:
 そうそう。

久世:
 なんか、深い話になってしまった。

山田:
 そう。だから、キズナアイの番組はめちゃめちゃ深いんです。なんじゃこりゃってなる。

奥野:
 そういう見方をすればね。

山田:
 番組、3回見直しました。

奥野:
 ええ!?

山田:
 だから、なんで俺はキズナアイに「こんな変な気持ちになっているのかな」って。で、考えたら、「あ、キズナアイもハッチと一緒じゃん」というふうになって。

久世:
 何を名探偵しているんですか。


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